秋刀魚(さんま)の旬の時期・季節は?栄養価は?選び方やさばき方・レシピを紹介!
秋刀魚(さんま)の旬の時期を知っていますか?今回は、秋刀魚の旬の時期・季節や、主な産地・漁獲量などを紹介します。知っていると得をする秋刀魚の選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
秋刀魚(さんま)の旬の時期はいつ?
秋刀魚は秋のイメージも強いですが、1年中スーパーで見かけるようになりました。今回は、秋刀魚が旬を迎える季節と栄養価などに触れていきます。新鮮な秋刀魚の選び方も紹介するので、参考にしてみて下さい。
秋刀魚の旬の時期・季節は夏から秋(9月〜11月)
秋刀魚は名前にも入っている通り、秋に旬を迎える魚です。具体的な季節は9月~11月となりますが、北海道では7月下旬から漁が始まっています。早い時期に獲れる秋刀魚は、刺網漁といわれるうろこに傷がつかない方法で漁獲されています。鮮度の良いまま水揚げされるので、刺身などの生食も出来ることが魅力です。
7月下旬から獲れる秋刀魚は、脂ものり切っていない為、刺身などの生食に向いていますし、脂がのり始める9月からは焼いて食べる調理法がおすすめです。
秋刀魚の主産地・漁獲量
秋刀魚の主産地とその漁獲量は、どこの地域が多いのか見ていきましょう。秋刀魚の漁獲量は生態と関係性があり、北の海から三陸まで南下していくのが特徴です。
1位 北海道 52,093トン
2位 宮城県 15,641トン
3位 岩手県 12,245トン
4位 富山県 9,086トン
5位 福島県 8,314トン
秋刀魚の主産地は北海道などの北国が多いですが、富山県もランクインしています。富山湾は伏流水が注ぎ込むため、年間を通して水温が1~2度で保たれており、秋刀魚が生息しやすい環境です。秋刀魚は冷たい海で脂を蓄えるため、焼き魚などの調理法が向いていますが、南下するにつれて脂が減少するため、加工品にされることが多いようです。
秋刀魚とはどんな魚?
続いて、昔から日本人に親しまれてきた秋刀魚の、生態や特徴などに触れていきましょう。
秋刀魚の生態・特徴
秋刀魚は北太平洋で獲れる鮮魚のことで、国内の物は100%日本で水揚げされます。秋刀魚はエサを食べてから排出するまでの時間が30分と短いため、内臓にえぐみが少なく、塩焼きではハラワタも食べられます。魚の中では短命で2年ほどしか生きられず、大きさも35㎝位が平均とされています。
さんま祭りとは
秋刀魚は北の海から始まり、冬には南の海までたどり着きます。回遊魚はいろいろな地域で漁獲出来るので、全国で楽しまれてきました。その秋刀魚を塩焼きにして食べるといったイベントがさんま祭りで、脂がのった秋刀魚を焼いてその場で振舞われます。
有名なところでは、品川区・目黒駅前商店街振興組合主催の目黒のさんま祭り、根室さんま祭り協賛会主催の根室さんま祭りなどがありますが、近年の秋刀魚の不漁で開催が難しくなっているのが現状です。
秋刀魚の選び方や栄養価は?
秋刀魚は鮮度が落ちやすいので、注意が必要です。選ぶときのポイントを抑えて、新鮮で美味しい秋刀魚を手に入れましょう。
秋刀魚の選び方のポイント
実際に、秋刀魚を購入する際のポイントを紹介します。切られていると酸化が早く進んでしまうので、なるべく一本そのままの状態を購入すると良いでしょう。
・口が黄色い
・お腹が硬い
・頭から背中にかけて厚みがある
・尾尻を持った時、刀のように一直線に立つ
・黒目の周りが濁っておらず、透明で澄んでいる
秋刀魚を素手で持つことは難しいので、トングなどがあれば利用すると良いかも知れません。秋刀魚は鮮度が落ちやすいので、注意深く観察することが必要です。内臓が傷んでいると目も濁るため、目も良く見て選びましょう。直径が長いものよりも、お腹が大きく膨らんで肥えている物の方が脂がのっているのでおすすめです。