ナスの種類・品種は?大きさや旬など特徴の違いを比較して画像で紹介!
【野菜ソムリエ監修】ナスの種類について知っていますか?ナスの種類は豊富でそれぞれの特徴に合った調理法があります。今回は、<千両ナス・長ナス>などのナスの種類・品種を〈大きさ・旬〉などの特徴や画像とともに紹介します。イタリアのナスについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ナスとは?
どんな調理方法で食べても美味しく食べられるナスは年間を通してスーパーなどで見られます。野菜は旬の時期に食べるのが一番美味しく、また体にも良い効果があると言われています。ナスの一番美味しい、旬の時期はいつでしょうか。
ナスは夏野菜の1つ
夏に旬を迎える野菜は次のようなものがあります。
・トマト
・キュウリ
・枝豆
・とうもろこし
・ズッキーニ
・ナス
夏野菜には夏の強い日差しや、紫外線から体を守ってくれる働きがあります。抗酸化作用のあるポリフェノール類、カロチンを含むものやビタミンが豊富に含まれている為です。また、水分や塩分濃度の調整に携わるカリウムを多く含み、水分補給と利尿作用により体温を下げる働きがあります。
夏野菜の一つであるナスには抗酸化作用を持つナスニンやカリウムが豊富に含まれており、夏の暑い時期に食べるのにぴったりな野菜です。また、秋ナスとはナスの成長段階で行われる剪定の結果、秋に2回目の収獲が出来る事に由来します。2回目の収獲のナスは、皮も果肉も柔らかい為この時期のナスを好む人もいるようです。
ナスの種類・品種は?
ナスには大きさや形の違うものが何種類もあります。ここでは種類別にナスをの旬の時期と、それぞれのナスに向いている調理方法を紹介します。
①千両ナス
千両ナスは中長ナスの一種で、市場に一番出回っているナスです。
・6月から8月が旬
・13~15cmくらいの長さで収穫される
一般的にナスと言えば、千両ナスの事です。ハウス栽培されている為、年間を通して流通していますが夏に旬を迎えます。皮も果肉も柔らかくどんな調理にも向きますが、加熱し過ぎるととろけてしまう為、煮物よりは焼きナスや揚げびたしなどに向きます。
②小ナス
小ナスは小ぶりの、ころりとした可愛らしいナスです。
・旬は8月
・大きさが3~8cm、重さが10~20gで収穫される
年中市場に出回っていますが、8月に最も収穫されます。皮の色は黒っぽい紫色で、皮がやや硬く果肉が詰まっているので特に漬物に向きます。定番の食べ方は浅漬けに糠漬けや塩もみをしてサラダに使ったりしますが、天ぷらや炒め物にしても美味しいナスです。
③白ナス
白ナスは白い皮が特徴的で、市場にはあまり出回らないナスです。
・夏から初秋が旬
・細長いものや大型の物とサイズは様々
白ナスはアントシアニン色素を持たない為、ナス特有の紫色がありません。皮が固く漬物には用いられませんが果肉は加熱調理すると、とろけるような甘さと柔らかさを愉しめます。特に揚げ物や焼き物に向きますが灰汁が強いので調理の際は、塩水につけて灰汁抜きをしてから使うと良いでしょう。
④真仙中長ナス
真仙中長ナスとは、品種改良されたナスです。
・6月から8月が旬
・千両ナスに比べて小ぶりの内に収穫される
真仙中長ナスで有名なのは山形の市内で漬物用に栽培されている、ブランド商品名のサファイヤなす・蔵王サファイヤでしょう。ハウス栽培もされているので3月下旬から11月まで市場に出回りますが、夏に旬を迎えます。柔らかく歯ごたえがあるので漬物向きですが、どんな調理法を選んでも美味しいナスです。