ナスの種類・品種は?大きさや旬など特徴の違いを比較して画像で紹介!
【野菜ソムリエ監修】ナスの種類について知っていますか?ナスの種類は豊富でそれぞれの特徴に合った調理法があります。今回は、<千両ナス・長ナス>などのナスの種類・品種を〈大きさ・旬〉などの特徴や画像とともに紹介します。イタリアのナスについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
タイナスはタイ原産で、丸くて小さいサイズの白ナスです。
・日本では夏の時期が旬
・ゴルフボールサイズ
タイの他、インドやスリランカなどの熱帯気候の国で多く栽培されています。緑色に独特な白い模様が入ったものや、紫や黄色の物もあります。小さいながらも果肉が詰まっていて、歯ごたえがあるのが特徴です。煮ても焼いても崩れない為、タイカレーやトムヤンクンスープなどに使われるほか、タイでは生のままサラダに入れて使われます。
ナスの種類・品種【イタリア】
どんな食材にも合うナスは、美食の国イタリアの食文化の中で無くてはならない食材です。ここでは、数あるイタリアナスの内3種類を紹介します。
①ヴィオレッタ・ルンガ
ヴィオレッタロングは、イタリア全土で最も親しまれている濃い紫色の長ナスです。
・夏の7月から9月が旬
・20cm位の大きさで収穫される
ヴィオレットロング、もしくはヴィオレットルンガと呼ばれ、日本の長ナスに見た目が似ています。ヴィオレッタロングはヘタが緑色で細長く、底が少し曲がり膨らみを帯びるのが特徴です。ナッツの様な香りを持ち、スパイシーな味わいがあります。油を吸収しやすく油っぽくなり易いですが、トマトソースやチーズを使ったイタリア料理に良く合います。
②ローザビアンコ
ローザビアンカ、またはロッサ・ビアンコと呼ばれるイタリア原産の品種の一つです。
・夏に旬を迎える
・球体で直径10センチ程で収穫される
球体をした身の詰まったナスで、縦にいくつかへこんだ筋が入るのが特徴です。加熱するととろけるような口当たりになりナスの旨味を味わえる為、別名トロナスとも呼ばれ焼き物や揚げ物に向きます。灰汁があり変色しやすいですが素揚げしてから調理すると、綺麗な薄紫が失われずに美しく仕上げる事が出来ます。
③ティグリナ
ティグリナはゼブラ模様の美しい、イタリアのナスです。
・夏が旬
・23cm前後の長さで収穫される
日本の中長ナスと長ナスの中間程の長さで、ヘタが緑色で薄紫と白のかすり模様を持っているのが特徴です。加熱調理するとこの綺麗なかすり模様は見えなくなってしまいますが、型崩れしにくいので様々な料理に使われます。トマトソースと煮込んでパスタソースやカポナータにしても、輪切りにしてソテーにしても程よい食感が残り美味しく食べられます。
池田奈央
野菜ソムリエ
ナスは、油と相性がよく美味しいですね。美味しいだけでなく、ナスの切り口を油でコーティングする事で調理で段階で栄養価が流れ出るのを防いでくれます。 ナスは、カットしたら加熱する前に均等に油をまぶしてから調理するのがお勧めです。
ナスの種類はたくさんある
どんな調理をしても美味しく食べられるナスは、種類も豊富にありそれぞれの特徴を活かした食べ方をする事が出来ます。旬の時期のナスは美味しさも格別ですから、いろいろな料理に挑戦して愉しんで下さい。
池田奈央
野菜ソムリエ
青ナスは、全国て色々な名前で栽培されています。翡翠ナスやトロナス、白ナスと呼ばれる事もあります。どれも皮が固いため加熱調理に向いています。ぜひ地元の変わりナスを見つけてみてください。