ナスの種類・品種は?大きさや旬など特徴の違いを比較して画像で紹介!
【野菜ソムリエ監修】ナスの種類について知っていますか?ナスの種類は豊富でそれぞれの特徴に合った調理法があります。今回は、<千両ナス・長ナス>などのナスの種類・品種を〈大きさ・旬〉などの特徴や画像とともに紹介します。イタリアのナスについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑤長ナス
長ナスは、九州地方で多く生産される細長いナスを指します。
・年間を通して収穫される
・長さが20~30cm程ある細長いナス
長ナスは一年を通して平均して流通しており、旬を特定するのが難しいナスです。皮がしっかりしていて、果肉が柔らかいのが特徴です。加熱調理すると果肉の食感が良くなり味が染みこみやすくなるので、田楽や揚げナス・麻婆ナスなど様々な調理法で愉しめます。
⑥米ナス
アメリカが原産の品種で、国内で改良した大型のナスを米ナスと呼びます。
・5月から9月が旬
・一般のナスの3~5倍の大きさ
一般的ナスが皮もヘタも紫色なのに対し、米ナスのヘタは緑色をしています。皮が厚く果肉が詰まっている為、加熱調理しても型崩れしにくいのが特徴です。チーズや肉などと相性が良くグラタンや田楽、ステーキなどのこってりした味付けに向きます。
⑦丸ナス
ボールの様にころりとしたものや巾着形のものなど、丸さが特徴なのが丸ナスです。
・6月から10月頃が旬
・直径が10~15cmほどで収穫される
厚い果肉は加熱調理をすると柔らかくなり、型崩れしにくいので煮物や焼き物に向きます。また、油との相性も良いので揚げナスにしても美味しい一品になります。味噌やチーズと焼いたり、揚げびたしやラタトゥイユに利用しても良いでしょう。
(*丸ナスの特徴について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
(*丸ナスの一種である賀茂ナスについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
⑧水ナス
ナスの中でも灰汁が少なく、生食向きなのが水ナスです。
・5月から8月が旬
・楕円形や長卵形をしている
大阪の泉州地方の特産物で知られる水ナスは、夏が旬のナスです。どんな調理法も適しますが皮が薄くてみずみずしく、口当たりが良い為生のまま味わう漬物やサラダに向きます。また、刺身にして胡麻油やオリーブオイルをかけ、梅肉やポン酢で和えるなど濃い目の味付けをして食べても良いでしょう。
⑨青ナス
青ナスは皮が薄緑色をしたナスで、緑ナスとも呼ばれます。
・7月から9月の時期が旬
・形は丸いものから細長いものなど様々
火を入れると果肉がとろけるように柔らかく甘くなり型崩れもしない為、揚げ物や炒め物などの加熱調理に向きます。また、他の食材に色移りしたりする事がないので、クリームソースや出汁も濁る事なく綺麗に仕上げる事が出来ます。