キムチがすっぱい理由は腐ってる?対処法は?保存法や救済レシピなど紹介!
キムチはすっぱくても食べれるのか知っていますか?今回は、キムチがすっぱくなる原因や対処方法、腐っている場合の見分け方を紹介します。キムチの日持ちする保存方法や酸っぱいキムチを使ったレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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キムチがすっぱい場合は腐っている?
韓国料理で有名なキムチは日本でも人気がある食べ物の一つです。しかし、冷蔵庫に保管していたのに開けてみるとすっぱくなっていることがあります。多くの場合食べ物がすっぱいと腐っていると思われがちですが、キムチもすっぱい場合は腐っているのでしょうか?
キムチは発酵してすっぱくなっているだけで腐ってはいない
実はキムチは、納豆やヨーグルト、漬物などといった発酵食品の一つです。キムチには乳酸菌が含まれているため、野菜からでる糖分などにより酢酸が出て発酵しています。その乳酸発酵により作り立ての塩気のあるキムチと違い時間とともにすっぱい味が生まれます。
つまり、生きた乳酸菌が発酵によって酸味を出すためキムチがすっぱくても腐った証拠ではありません。実際、乳酸菌が多く含まれるキムチは腸内環境を改善したりと様々な健康効果があると言われています。
韓国ではすっぱい方が好まれる
興味深いのはキムチの本場である韓国においては、すっぱいキムチの方が人気があるという点です。韓国の料理の中でキムチを用いることが多いためよく乳酸菌によって発酵されているすっぱいキムチが好まれます。日本と違って魚介類の塩辛を使うことも多くまた違う香りがあるようです。
自家製のキムチが韓国では主流のようで、作り立てのキムチと長い間漬けた酸味が強めのキムチのどちらも楽しむ方が多いと言われています。日本では、酸味や独特な香りが比較的に少ないキムチが好まれるため韓国で販売されているものとは違ったキムチと言えるでしょう。
キムチの腐っている場合の見分け方
では、すっぱい味が腐っているわけではない場合、どのように腐敗しているキムチを見分けることができますか?特徴となる3つの点を紹介します。
・カビ
・異臭
・強すぎる酸味や苦味
腐敗したキムチには緑色や青色のカビが生えてくることがあり、その場合すべて破棄する必要があるでしょう。乳酸菌によって発酵の作用のためにぬめりがでる事がありますが、ぬめりは必ずしも腐敗の証拠ではありません。匂いを嗅いでみて異臭がしたり、食べたときに口の中がしびれるような酸味や苦味がある場合は腐敗している可能性がとても高いと言えます。
(*キムチが腐るとどうなるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キムチがすっぱくなった場合の対処法は?
では、すっぱくなったキムチを捨てるのではなく、どのように用いることができるでしょうか?役立つ対処法を取り上げます。
キムチを加熱して調理する
キムチを加熱して調理することによってすっぱさを緩和させるだけでなく、酸味が食材を柔らかくする効果があると言われています。炒めることで甘みも増すため小さく切って炒飯の具として用いたり、焼肉の際に一緒に焼くこともおすすめです。
キムチは人工的に酸味を加えている場合がある?理由は?
スーパーや市場で売られているすべてのキムチが乳酸菌の発酵によってすっぱくなっているのでしょうか?人工的に加えられる場合の理由を含めて説明します。
キムチに添加物で酸味を加えて賞味期限を長くするため
発酵食品のキムチが時間とともに酸味がでやすく食べづらくなってしまいます。そのため、発酵させないようにクエン酸また酢酸ナトリウムなどからの酸味料によりキムチ作りの段階からすっぱくする方法があります。
この場合、乳酸菌によって発酵しないため賞味期限が伸ばすことが可能です。しかし、発酵しないことによりうま味成分が出づらくなり、うま味調味料などの添加物を加えることが必須となってきます。