ギアラとは牛のどこの部位?味・食感など特徴は?焼き方やレシピを紹介!
ギアラの部位をどこか知っていますか?ギアラは焼肉店などでは良く見かける部位の一つです。今回は、ギアラは牛のどこの部位かや、味・食感や食べ方のおすすめを紹介します。ギアラの下処理の方法やレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ギアラはどこの部位?
焼肉を食べに行くと、メニュー表には色々なホルモンの名称が並んでおり、そのうちの一つとして「ギアラ」を見かけることがあります。しかし、ギアラと聞いても一体どこの部位か分からない場合も多いかもしれません。ここでは、ギアラがどこの部位なのかを説明します。
ギアラは牛の4つある胃の1つ
牛には人間と違って第一胃から第四胃までの4つの胃があり、「ギアラ」と呼ばれる部位は、そのうちの第四胃に当たる箇所です。牛の第一胃から第三胃までは人の食道と同じ働きをしているのに対し、第四胃だけが胃の役割を果たしています。
ギアラのその名称は、戦後の時代に米軍基地で働いていた人々が、ギャランティ(報酬)の代わりとしてギアラの部位をもらっていたことが由来となったという説が有力です。ほかにも、腸に見た目が似ていることから「偽腹(ぎはら)」が訛ってギアラになったとも言われています。
なお、ギアラは赤センマイとも呼ばれており、内部でひだが幾重にも重なっているその見た目からその名称で呼ばれるようになったそうです。
ギアラ以外の他の胃とは
ホルモンの一種であるギアラは第四胃であることが分かりましたが、ギアラ以外の他の胃にはどのような名称がついているのでしょうか。ここからは、ギアラ以外の他の胃の名称や特徴について、画像も併せて紹介します。
上の画像は第一胃にあたるミノです。ミノは牛の胃の中でも一番サイズが大きく、胃全体の80%を占めています。ミノは淡白な味が特徴で、肉厚で白い色をしており、食べる際には包丁であらかじめ切り込みをいれておく場合がほとんどです。この切り開いた際の形が蓑笠(みのかさ)に似ていることから、ミノの名称がついたと言われています。
(*ミノの部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
こちらの画像は牛の第二胃にあたるハチノスの写真です。その名前の通り蜂の巣のような見た目をしており、焼肉のホルモンメニューとして楽しまれている以外にも、スープやトリッパなどの洋風の煮込み料理にもよく使われています。
(*ハチノスの部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
上の画像はセンマイと呼ばれる牛の第三胃を写したものです。赤センマイとも呼ばれる第四胃と同様、センマイも内部がヒダ状になっていることが、その名称の由来となっています。ただし、赤センマイと違って中が黒いのが特徴で、この黒い皮の部分を剥いだものは白センマイとして流通しています。
(*センマイについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)