ご飯は常温保存できる?保存期間は?日持ちする方法や腐敗の見分け方を紹介!
ご飯は常温保存してもいいのでしょうか?知らずに常温保存している人も多いことでしょう。今回は、ご飯は常温保存できるのかや、保存期間・賞味期限の目安を紹介します。ご飯の保存方法のおすすめや腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ご飯を常温で放置してしまった…
忙しい時などに保存容器に入れたご飯を冷蔵するのを忘れ、常温で放置してしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。気温が低い時期であれば問題ないと考えがちですが、一概にそうとはいえません。ご飯を常温保存した部屋の環境によっては、腐る可能性もあるので注意が必要ですが、美味しく常温保存する方法もあるので紹介します。
ご飯は常温で保存できるの?何日までOK?
そもそもご飯は常温で保存できるのか、疑問に思う人もいることでしょう。もし可能な場合、何日くらい常温保存ができるのかも気になるところです。ここでは、ご飯は常温で保存できるのか、何日くらいが許容範囲かについて説明します。
ご飯は常温保存できない
基本的には、ご飯は常温保存すべきではありません。それはご飯にセレウス菌が付着することがあり、それを食べることで吐き気や嘔吐、下痢といった食中毒症状を引き起こす可能性があるからです。
セレウス菌は熱に耐性があるため、炊飯の過程で加熱しても死滅させることはできません。セレウス菌が付着していた米を炊き、そのご飯を常温保存することで菌が繁殖するリスクがあります。食中毒症状はそれほど重くはありませんが、乳幼児や高齢者がいる家庭は危険が及ぶかもしれません。
ご飯をおいしく保存したいなら冷凍保存がおすすめです。ご飯が炊けてすぐに、茶碗1杯分程度の量を熱いままタップで包んで平たくします。金属トレーにのせるか、アルミホイルで包んで冷凍庫に入れることで短時間で凍り、おいしさを保てます。その後はフリーサーバッグに入れて、冷凍保存しましょう。
市販のパックご飯は常温保存で問題ない
スーパーではパックご飯が市販されていますが、これは冷蔵せず常温保存しても問題はありません。それは市販されているパックご飯の大半が、無菌包装米飯と呼ばれるものだからです。
無菌包装米飯とは、米を殺菌してから炊き、それを無菌包装したものをいいます。菌を嫌う医薬品や機械の半導体部品を製造するのと同じくらい、清潔度を保った工程で作られているため、雑菌が混入することがないのです。
さらに無菌包装米飯は、容器内の酸素濃度が21%以下になるように密閉されており、菌の繁殖を防ぐ工夫が施されています。そのため、常温保存してもセレウス菌が繁殖することはありません。ただし、パックに記載されている賞味期限を過ぎると劣化することを忘れないようにしましょう。
ご飯の常温保存した場合の賞味期限は?
ご飯を常温保存した場合、味や風味が劣化しない賞味期限は季節によって異なります。季節によっては短時間で腐ることもあるので、注意が必要です。ここでは、季節別にご飯の常温保存した場合の賞味期限を説明します。
季節によって賞味期限の目安は違う
保存期間(賞味期限)の目安 | |
冬 (10度以下) | 24時間 |
春・秋 (約20~23度) | 12~24時間 |
夏 (25度以上) | 6時間 |
ここでいう春とは、室温が20℃を超えない時期をさしています。また夏とは、エアコンをかけて室温を25℃程度に保っていることを想定しています。エアコンを切っていれば、当然もっと短くなります。冬も、暖房をつけていない部屋での保存時間です。
季節によってはご飯を2日ほど常温保存してしまう人もいるようですが、季節によって目安は変わるものの、賞味期限が長いとはいえません。保存時間だけでなく、部屋の状態にも配慮しましょう。
ご飯を常温保存で日持ちさせる方法は?
一度にその日の分の米を炊く習慣がある場合、賞味期限範囲の時間であれば、涼しい場所に置けば問題ありません。しかし、もっとおすすめの常温保存方法があります。ここでは、ご飯をおいしく常温保存する方法について説明します。