ししゃもの冷凍保存の方法・期間は？解凍の仕方や焼き方のコツも紹介！

ししゃもの冷凍方法は、主に以下の2通りがあります。

・容器または袋にししゃもと水を入れて氷漬け冷凍する
・ししゃもをラップで包み、さらに密閉保存袋に入れて冷凍する

ししゃもを冷凍する際、内臓を取り除いたり鱗を取る下処理などは要りません。ししゃもの旨みを損なわず保存できるのは、氷漬けにする方法です。ししゃもを氷漬けにすることで空気を遮断し、乾燥や酸化を防いで鮮度を保つことができます。氷漬けにしたししゃもは、水に漬けて解凍します。

氷漬けにする方法が困難な場合は、ししゃもをラップで包んで保存する方法が有効です。この場合は、キッチンペーパーでししゃもの水気を取ってから一匹ずつラップに包み、密閉保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍してください。

干物や唐揚げのししゃもは、以下のような方法で冷凍保存ができます。

・干物のししゃもはラップに包み密閉保存袋に入れて冷凍する
・唐揚げはラップで包んで冷凍する

ししゃもの干物を冷凍する場合は、酸化や臭い移りを防ぐため、ラップでしっかりと包んでから密閉保存袋に入れて空気を抜いて冷凍室に入れます。干物を冷凍することでししゃもの旨みを保つことができます。

ししゃもを唐揚げに調理してから冷凍する際には、ラップできっちり包んで冷凍室へ入れてください。唐揚げやフライを脱気包装すると解凍後の食感が変化することがあるので、密閉保存袋には入れずラップに包んだまま冷凍室で保存しましょう。

魚焼きグリルでししゃもを焼く方法は、以下の通りです。

【やり方】
1.魚焼きグリルの受け皿に水を入れ、網に油を塗って余熱する
2.ししゃもを網の両端に並べる
3.片面に焼き色がついたら裏返し、反対側も焼き色がつくまで焼いて完成

冷凍したししゃもを調理する際には、どのような方法でも解凍せず冷凍したまま焼いてください。ししゃもを解凍すると身からドリップと呼ばれる水分が流出し、旨みや身の張りが損なわれます。

魚焼きグリルでししゃもを焼く場合は、網に乗せた全てのししゃもに均一にガス火を当てるため、中央を避けて両端に並べましょう。魚焼きグリルを使ってししゃもを焼くと、焼き上がりが香ばしくなります。

続いて、冷凍したししゃもをフライパンで焼く方法を紹介します。

【やり方】
1.熱したフライパンにクッキングシートを乗せ、一度フライパンの火を消す
2.クッキングシートの上に凍ったししゃもを並べて加熱する
3.中火で片面5分ずつ焼いて完成

フライパンとししゃもが直に触れないようにクッキングシートを使えば、ししゃもがフライパンに密着し焦げ付くのをを防ぐことができます。クッキングシートがない場合は、魚焼きシートでも代用可能です。

フライパンでししゃもを焼く際は、何度も菜箸で触ると身崩れの原因となるので注意してください。フライパンで焼いたししゃもは、目視で焼き加減を確認できるため焦がしにくくなり、身はしっとりと焼きあがります。

冷凍ししゃもをオーブントースターで焼く場合は、以下のような手順になります。

【やり方】
1.トレイにクッキングシートを敷き、オーブントースターを予熱する
2.凍ったままのししゃもをクッキングシートに乗せる
3.両面焼き色がつくまで焼いて完成

ししゃもをオーブントースターで焼く場合も、魚焼きグリルと同様に余熱してから焼きます。加熱時間は220℃で10分から15分を目安にし、途中で一度裏返して両面焼き色がつくまで焼いてください。オーブントースターでししゃもを焼くと、表面は香ばしく中身はふっくらとした状態に仕上がるのが特徴です。