ホタテは冷凍・冷蔵で長持ち?保存方法や賞味期限は?殻付きの下処理の仕方も解説!
ホタテ・貝柱の正しい保存方法を知っていますか?今回は、ホタテを〈冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。冷蔵または冷凍のホタテの賞味期限が切れた時の見分け方やレシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ホタテを保存するポイントは?
夏と冬の旬の頃は、ホタテは殻つきの新鮮な状態でわりと安価に手に入ります。しかし殻のないホタテ、貝柱を購入する方が多いのは手間や保存の仕方が分からないといったところでしょう。ここではホタテの下処理の方法や保存方法を分かりやすく解説していきます。
①殻付きホタテはすぐに下処理を済ます
殻付きのホタテの下処理の手順は以下の通りです。
1.ホタテの殻の汚れをたわしでこすり流水で洗い落とします
2.深く丸みのある方を下にし、隙間から殻に沿うようにナイフを入れていき、貝柱を外します(自然に貝の口が開くので、片方の殻を外します)
3.もう片方も殻に沿うようにナイフを入れ全て外します
4.身から貝柱を外します(貝柱がつながっている薄い膜を外していくと簡単に取れます)
5.ひもを外します(ひもも薄い膜を外すと取れます)
6.黒い部分(ウロ…食べられないので捨てます)とヒレを外します
7.赤い部分(生殖器)を外します
8.流水で軽く洗い流し、塩水をくぐらせて、臭み・ヌメリを落として完了です
殻付きホタテは、貝殻についている雑菌のせいで傷みやすいため、買って帰ったらすぐ下処理をして、鮮度の高い状態で保存するのがポイントです。
②貝柱とひも以外は食中毒の恐れがあるので捨てる
手順・動画にもあったように、黒い部分は毒を持っているため食べられません。家で下処理をしたホタテであれば、生食には向きませんので貝柱とひも以外は捨てましょう。煮物などで火を通して調理するときは赤い部分は外さずつけておいて構いません。
ホタテを冷蔵保存する方法・日持ち期間は?
自分で下処理を済ませた生のホタテ・貝柱の冷蔵保存の方法をご紹介します。そして、冷蔵でどれくらい日持ちするか気になるところです。またスーパーで下処理された生の状態のホタテ・貝柱を買ってきた場合は、どのくらいの期間日持ちするかお伝えします。
冷蔵での保存方法
自分で下処理したホタテ・貝柱の冷蔵保存のやり方は以下の通りです。
1.水気を軽くふき、ホタテを2~3個ずつ少量でラップします
2.ジップロックに入れて密封します
3.速やかに冷蔵庫に入れます(あればチルドルームに入れます)
空気に触れていると酸化して傷みやすいので、なるべく空気に触れない状態にすることがポイントです。また、手の温度や室温の影響を受けて傷むこともあるので、手早く処理し新鮮なうちに冷蔵保存しましょう。スーパーで下処理されたホタテ・貝柱のは、容器が密閉されているのでそのまま冷蔵保存します。
保存期間
自分で下処理したホタテ・貝柱の生食は、できればその日のうちに食べてください。持って、翌日の朝には完食してください。それ以外は3日ほど冷蔵保存が可能ですが、冷蔵庫の開閉など温度の変化で傷む場合もあるので、なるべく早く火を通して調理をし、食べるのがおすすめです。
スーパーで下処理されたホタテ・貝柱の場合は、生・ボイル、どちらも表示された賞味期限の通りで良いのですが、ホタテは日持ちしにくい食材なので、なるべく早く食べてください。
ホタテを冷凍保存する方法・日持ち期間は?
ホタテを買ってしばらく使わないとき、またたくさん買って食べきれないな時に役に立つ冷凍保存の方法をお伝えしますのでぜひお試しください。少しの手間を惜しまずに、次に食べるときの美味しさにこだわりましょう。
冷凍での保存方法
ホタテの冷凍保存の方法は以下の通りです。
1.水分をキッチンペーパーで拭きます
2.氷水にくぐらせ、水気を軽く拭きます(多少水気が残っても構いません)
3.ステンレスのバットにラップを敷き、ホタテが重ならないように並べます
4.ジップロックに入れて密封します
5.速やかに冷凍庫に入れます
冷凍の際も、できるだけ空気に触れない状態にするのがポイントです。氷水でホタテの表面を冷やし、バットの熱伝導の助けにより急速に冷凍が進むので、乾燥を防ぎ、うまみを逃がしません。
ベビーホタテの場合も上記の手順で処理します。ただ一つ一つが小さいため、どうしても重なりやすいですが、できるだけまんべんなくバットに広げるようにしましょう。あとの手順は同じです。