ザンギとは北海道発祥の料理?唐揚げとの違いは?名前の由来やレシピを紹介!
ザンギとはどんな食べ物か知っていますか?居酒屋のメニューでも見かけることがあります。今回は、ザンギの名前の由来や、唐揚げなどの揚げ料理との違いも紹介します。ザンギの作り方や人気アレンジレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ザンギとは?
ザンギとは醤油やショウガ、ニンニクなどの調味料で食材に下味をつけ、粉をまぶして揚げた料理です。ここでは、ザンギの発祥の地はどこなのかやザンギの名前の由来を紹介します。
ザンギは北海道発祥の唐揚げ
ザンギとは北海道発祥の唐揚げで、郷土料理として地元の人だけでなく北海道を訪れる観光客にも人気のある食べ物です。中でも北海道の釧路にある「鳥松」という鶏料理店が発祥の店と言われており、1960年頃鶏一羽をぶつ切りにして揚げたものを出したのがザンギの始まりだと言われています。
「ザンギ」の名前の由来
ザンギの名前の由来は、諸説あります。諸説の一つに中国語で鶏の唐揚げを意味する「ザーギー(炸鶏)」がなまって広まったという説や、「ザーギー(炸鶏)」という言葉に運がつきますようにと願いを込め「ウン」という言葉を組み合わせ「ザンギ」という言葉が出来たという説もあります。
ザンギと他の揚げ料理との違いは?
ではザンギと他の揚げ料理との違いは何でしょう?唐揚げのように、見た目がザンギとほとんど変わらない料理もあります。ここでは、それぞれの揚げ料理との違いを調べてみました。
①ザンギと「唐揚げ」の違い
ザンギと唐揚げとの違いは明確ではありませんが、味付けの濃さに違いがあるようです。ザンギは醤油やショウガ、にんにくなどで下味を時間をかけしっかりつけて小麦粉・片栗粉をまぶして揚げたもので、濃い目の味付けが特徴だといわれています。一方唐揚げは塩やしょうがなどシンプルに味をつけたものが多く、ザンギとは違い味はあっさりしています。
②ザンギと「竜田揚げ」の違い
竜田揚げとは食材に下味をつけ片栗粉をまぶして揚げた料理で、レシピによって多少違いがありますが粉に片栗粉を使用するのが特徴です。片栗粉を使用してあげているので竜田揚げの表面はカリっと揚っています。ザンギも下味をつけた後粉をまぶして揚げますが、特に粉の指定はなく表面もカリっとしたものからフワフワなものまでいろいろとあります。
③ザンギと「とり天」の違い
とり天は、天ぷらに使う衣と同じ小麦粉を卵と水で溶いたものつけ揚げています。とり天の天とは天ぷらの天からきており、同じ揚げ料理ですがザンギや唐揚げ、竜田揚げとは衣が大きく違うようです。ザンギが北海道の郷土料理に対し、とり天の発祥は大分県で大分の郷土料理として人気があります。
ザンギの作り方・レシピ
ザンギの作り方やレシピは以下になります。
材料
鶏モモ肉600g
醤油大さじ4
酒大さじ3
三温糖大さじ1
しょうが50g
にんにく10g
小麦粉大さじ2
片栗粉大さじ4
たまご1個
作り方
1,鶏肉を一口大にぶつ切りにする
2,鶏肉に酒、しょうゆ、砂糖、にんにくとショウガを入れてよく揉みこむ
3,下味をつけたら一晩冷蔵庫で寝かせる
4,鶏肉の汁気をしっかり取り、卵を入れよく混ぜて揉みこむ
5,小麦粉と片栗粉を入れ全体によく混ぜる
4,180℃の油で2度揚げする
鶏肉の下味は一晩寝かせることでよく染み込みます。また2度揚げをするのですが、最初に1分半ほど揚げ、一度パッドに取り出し4分ほど寝かせたらさらに30秒ほど揚げましょう。2度揚げすることで、外はカリっと中はふっくらジューシーなザンギが出来上がります。
ザンギの人気アレンジレシピ
先ほどのザンギの作り方は材料に鶏肉を使い醤油やショウガなどでしっかり下味をつけるレシピを紹介しました。ただザンギに使う食材や調味料は、それ以外にもいろいろあります。ここではザンギの人気アレンジレシピをいくつか紹介します。
①ピリ辛ザンギ
下味にキムチの素を使うので簡単に調理ができ、またピリ辛でしっかりした味がつきます。辛いものが好きな方にはたまらない1品で、お酒もご飯もどちらにもあう刺激的なザンギです。
②ゴマ甘酢だれのザンギ
ゴマ甘酢だれのザンギは鶏肉の下味に塩こしょうやショウガを使いシンプルにし、甘酢っぱいたれで全体をアレンジした食欲のそそる1品になっています。ご飯にも合う甘酢と香ばしいゴマのたれなので、大人だけでなく子供も好きなザンギのアレンジ料理です。
③みそザンギ
ザンギといえば醤油で下味をつけることが多いのですが、たまには醤油味以外のザンギを食べてみたいという方にはお勧めです。醤油よりもまろやかな味わいでみその甘みを感じられる一品です。
④タコの頭のザンギ
北海道では鶏にザンギ以外にタコの頭のザンギというメニューも人気あります。タコの頭は、北海道では有名な食材でプリプリとした食感があり、ザンギにすることでさらに美味しくなります。
⑤げそザンギ
げそザンギはたこザンギに並ぶ美味しさです。下味がしっかりついてカラッと揚ったげそザンギは酒のつまみによく合います。ただしげそを揚げる時爆発して衣がはがれてしまうことがあるので、イカの下処理や揚げる際の温度調整には十分気を付けましょう。
⑥鶏の紅生姜ザンギ
紅ショウガの入ったザンギは、紅ショウガがザンギの脂っぽさを中和しさっぱりと食べることができます。醤油味の茶色いザンギと比べ色も紅く鮮やかなので、彩を添えるお弁当の一品としてもお勧めです。
ザンギを食べてみよう
今回はザンギの発祥の地や名前の由来、また他の揚げ物との違いを紹介をしました。ザンギとは、下味のしっかりついた料理でご飯にもお酒にも合う料理です。ザンギの作り方やいろいろなアレンジレシピも紹介したので美味しく楽しく食べましょう。