牛肉が臭いのはなぜ?食べても大丈夫?臭みの消し方や気にならないレシピも紹介!
牛肉の臭いがきつい理由を知っていますか?新鮮でも臭いが気になることもあります。今回は、牛肉の臭いがきつい原因や臭いの消し方・対策など紹介します。臭い豚肉を食べても大丈夫かや、臭いが気にならない料理レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
腐っていなければ食べても問題ない
牛肉の臭いの原因は冷蔵庫からの臭い移りや餌によるものが多く、その場合は腐っているわけではないので食べても問題はありません。ただし、以下のような腐っている場合の特徴がある場合は食べないようにしましょう。
・アンモニアや硫黄の臭いがする
・ヨーグルトのようなすっぱい臭いがする
・変色している
・ドリップがドロドロしている
・糸を引いている
このように、臭い以外にもさまざまな特徴が出るため、見た目や臭いで腐っていると判断できる場合は食べずに廃棄するようにしましょう。気づかずに食べてしまい、ひどい腹痛や吐き気の症状が出た場合は、医療機関の受診も検討してください。
(*牛肉の変色・腐敗や消費期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牛肉の臭いの消し方・対策は?
牛肉は元々の個体の臭いがきついかどうかは購入してみなければわからず、冷蔵庫の匂いが移ってしまうのを防ぐのも難しい場合もあります。ここでは、牛肉が腐っているわけではないものの臭いが気になる場合におすすめの対策を紹介するので参考にしてください。
①ドリップを拭き取る
牛肉に水分がついていると匂いがつきやすくなり、冷蔵庫の匂い移りがしやすくなるので、牛肉から出るドリップと呼ばれる水分はできるだけ拭き取ったうえで冷蔵庫で保管しましょう。保管する時も空気に触れないようにぴったりとラップをしておくと、より酸化や匂い移りがしにくくなります。
②ハーブやスパイスを使う
タイムやローズマリーなどのハーブは香りが強く、牛肉の臭みを消す働きがあるので、オリーブオイルと一緒に牛肉に揉み込んでおくのもおすすめです。他にはバジルやセージ、ローリエなども臭い消しに役立つほか、生姜やワサビ、ブラックペッパーなどの自宅にあるようなスパイスでも構いません。
③酒に漬ける
煮込み料理に使う薄切り肉などの小さな肉の場合は、酒に漬けるとアルコールが臭みを消してくれるので、日本酒やワインなどを活用すると良いでしょう。酒に漬ける時間は30分ほどで、洋食の料理なら一緒にハーブを漬け込むとさらに効果がアップします。
④乳製品に漬ける
牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、含まれるたんぱく質や脂肪が臭みを吸着するので臭い消しに役立ちます。さらにヨーグルトに含まれる酵素には肉を柔らかくする効果もあるため、硬い肉を使う料理にもおすすめです。方法は、肉をひたひたになるまで牛乳やヨーグルトに30分から6時間漬けておき、使う時に洗い流すだけです。
⑤重曹を使う
牛肉の臭み取りには重曹もおすすめです。臭みを消す方法は以下のようになります。
1.重曹と塩・水を1対1対100の割合で混ぜる
2.2時間から3時間つけておく
3.洗い流してから調理する
重曹は掃除用として家庭にある場合もありますが、異物混入の防止や質の違いなどから食品用の重曹を使用しましょう。ただし、液を作る時に重曹を入れすぎると牛肉が苦くなるので、正確に分量を測るように注意してください。
⑥お湯で洗う
牛肉の表面の匂いを簡単に取りたい場合は、手早くできるお湯で洗う方法がおすすめです。50度程度のお湯に4分ほどつけるだけなので他の臭いの取り方より手軽にできます。ただし、旨味が流れ出やすくなり、43度以下のお湯になると雑菌が繁殖しやすくなるので手早く行いましょう。