大根の保存方法・期間は?常温・冷蔵・冷凍で長持ちのコツや保存食レシピも紹介!

【管理栄養士監修】大根の正しい保存方法を知っていますか?今回は、大根(根・葉)の〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。保存食で長期保存する方法や、賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてくださいね。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 伊藤祥子
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管理栄養士、乳幼児食指導士。一児の母。病院勤務を経てフリーランスになりました。 育児に奮闘しながらも『料理をもっと好きになる』をテーマに、健康で幸せな「おうちごはん...
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管理栄養士、乳幼児食指導士。一児の母。病院勤務を経てフリーランスになりました。 育児に奮闘しながらも『料理をもっと好きになる』をテーマに、健康で幸せな「おうちごはん」を広めるべく、栄養学も学べる料理教室を開催。料理を好きに、心と体が元気になれる情報を分かりやすくお伝えしていきます。

目次

  1. 大根を保存するポイントは?
  2. ①最適温度を把握する
  3. ②新聞紙などで包み乾燥を防ぐ
  4. ③立てて保存する
  5. ④土付きは洗わないでOK
  6. ⑤新鮮な大根を選ぶ
  7. 大根を丸ごと【常温】で保存する方法・期間
  8. ①大根を冷暗所で保存する方法・期間
  9. ②大根を外の土中に埋めて保存する方法・期間
  10. 大根の【冷蔵】での保存方法・期間
  11. ①大根を1本丸ごと保存する方法・期間
  12. ②カット済み大根を保存する方法・期間
  13. 大根の【冷凍】での保存方法・期間
  14. 大根を冷凍で保存する方法・手順
  15. 賞味期限の目安
  16. 冷凍大根を解凍する方法
  17. 大根の葉の保存方法は?
  18. 大根の葉は冷凍保存がおすすめ
  19. 賞味期限の目安
  20. 大根をより長持ちさせる保存食レシピ
  21. ①干し大根にして保存
  22. ②大根おろしにして保存
  23. ③大根の漬物にして保存
  24. 大根の賞味期限が切れるとどうなる?
  25. 賞味期限が危ない状態
  26. 腐って食べられない状態
  27. 大根は正しく保存しよう

大根を保存するポイントは?

冬に旬を迎える大根は、用途が多岐にわたり、生でも過熱してもおいしく食べることができますね。しかし、1本丸ごと買うと使いきれずに古くなってしまうこともあるかと思います。ではどうすれば、大根を長く保存することができるでしょうか。

①最適温度を把握する

大根はその旬が冬であることからもわかるように低い温度での保存が適しており、最適な温度は0℃~5℃くらいとされています。よって春以降の温かい時期には大根は常温ではなく、冷蔵庫の野菜室などでの保存がおすすめです。

②新聞紙などで包み乾燥を防ぐ

大根をそのまま保存すると水分が流出してしまいます。キッチンペーパー・新聞紙で包む、または紙袋に入れておくことで、乾燥から大根を守りましょう。またその際、新聞紙などの紙を霧吹きで濡らすなど、水分を含ませておくとさらに効果的です。

③立てて保存する

大根やゴボウなど縦に生えている野菜は保存時も縦にしておきましょう。横にすると、野菜が縦になろうとエネルギーを使ってしまい、水分・糖分を失って、よりしおれやすくなるためです。

④土付きは洗わないでOK

土付きの大根の場合、土によって温度の変化や乾燥から大根が守られるため、土は洗わないほうがおすすめです。大根を土付きのまま湿らせた新聞紙などで包み、冷暗所で保存しましょう。

⑤新鮮な大根を選ぶ

長く保存するためには、新鮮な大根を選ぶことも大切なポイントです。以下のような大根が新鮮な大根であるといえます。

・色が白く、形がまっすぐでハリとつやがあるもの。
・ひげ根や毛穴が少なく、表面がスベスベしているもの。
・葉が青く、まっすぐに伸びているもの。
・ずっしりと重みがあり、硬さがあるもの。
・(カットした大根の場合)切り口のきめが細かく、みずみずしいもの。


以上に当てはまるものが十分な栄養と水分を吸収して育ち、また収穫からあまり時間が経過していない大根といえます。

伊藤祥子

管理栄養士

新鮮なものを選び正しく保存することで、食品の持ちはぐんと良くなります。無駄に捨てることがなくなるので食品ロスの削減にも繋がりますね。

(*大根の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

大根の選び方や見分け方は?部位別の使い分けや日持ちする保存法など紹介!

大根を丸ごと【常温】で保存する方法・期間

丸ごと1本の大根は野菜室に入れるのも難しく、場所も取ってしまいます。ここでは大根を丸ごと1本常温で保存する方法を紹介します。

①大根を冷暗所で保存する方法・期間

大根は、最適な温度が0℃~5℃と低いため、夏場は常温保存には向きません。気温の低い冬場なら冷暗所での常温保存が可能です。

1.湿らせた新聞紙で大根を包む
2.1を冷暗所に立てて保存する


上記のやり方で保存すれば、2週間ほど新鮮な状態を維持できます。

②大根を外の土中に埋めて保存する方法・期間

家庭菜園などで大根がたくさん収穫できた、などという場合には土中に埋めて保存する、という方法があります。

1.大根の葉を少しだけ残して切り落とす。
2.30cm以上の深さの穴をあける。
3.根元を上にして逆さまに土中に埋める。



複数本埋めるときは隣との間隔を10cm以上空ける、大根同士を重ねたい場合は隙間に土を入れて空洞ができないようにすることがポイントになります。そうすることで冬場から春先までの数か月、長期にわたり大根を保存することができます。

大根の【冷蔵】での保存方法・期間

大根の保存は低温が適しているため、冷蔵保存で鮮度を維持することができます。ここでは、大根を冷蔵庫で保存する手順のポイントや保存期間の目安を紹介します。

①大根を1本丸ごと保存する方法・期間

大根を1本丸ごと冷蔵庫で保管する場合の保存方法は以下の通りです。

1.葉を切り落とす。
2.新聞紙で包み、冷蔵室で立てて保存する。

葉が付いたままにしておくと、そこから水分が失われてしまうため、葉が生えている根元ギリギリのところで白い身を切ります。

野菜室で保存する場合は、霧吹きなどで新聞紙を軽く湿らせると良いでしょう。上記の方法で約2週間、鮮度を保つことができます。

②カット済み大根を保存する方法・期間

1本丸ごと冷蔵庫に入れるのが大変な時は、カットし以下の手順で保存することも可能です。

1.大根の葉の根元ギリギリで白い身を切り、葉と根を分ける。
2.2・3等分に切り分け、それぞれをラップでしっかり包む。
3.ビニールの袋などに入れ、冷蔵室で保存する。


カットした大根は、保存袋などに直接入れてしまうと切り口に空気が触れ、水分が抜けてしまうため、ラップでしっかり密封するようにしましょう。保存期間は約1週間です。

伊藤祥子

管理栄養士

大根3等分にしたうち、根元は甘いので生食向き、中間はみずみずしいので煮物向き、根の先端は辛いのでみそ汁や炒め物に向いています。

大根の【冷凍】での保存方法・期間

大根は下処理をして冷凍することにより、さらに長く保存することができます。ここでは大根の冷凍保存の方法・保存期間・解凍方法を紹介します。

大根を冷凍で保存する方法・手順

大根を冷凍庫で保存するためには以下の手順で処理をします。

1.葉や茎の部分とは切り分ける。
2.皮をむき、用途に合わせたカットをする。(いちょう切り・短冊切り・輪切りなど)
3.食品用保存袋に小分けに入れ、空気が入らないように密封し、冷凍庫に入れる。


冷凍庫にれる前に、保存袋の空気をしっかり抜いておきましょう。

賞味期限の目安

冷凍にした大根は、約1か月ほど保存が可能です。常温や冷蔵庫で保存するのに比べ、かなり長持ちします。ただし、サラダなどそのまま生で食べるのには向きません。

冷凍大根を解凍する方法

冷凍のままみそ汁やおでん等の汁の中に入れれば冷蔵で保存した大根と変わらない仕上がりになります。また、冷凍した大根には以下のようなメリットがあります。

・味が染みやすく、早く柔らかくなる。
・栄養価が落ちにくい。


冷凍庫の急冷モードをつかったり、金属のバットの上に乗せることで早く凍らせることで、さらに劣化・栄養価の減少を防ぐことができます。

大根の葉の保存方法は?

大根の葉は、根の部分より栄養価が高いといわれており、葉付きのものが買えた時はぜひ無駄にせずに使いたい部分です。しかし、そのままにしておくと、しなびてしまいます。では大根の葉はどのように保存すればよいのでしょうか。

大根の葉は冷凍保存がおすすめ

大根の葉は、以下の手順で冷凍保存することのがおすすめです。

1.鍋に0.5%の塩水(水1Lに塩小さじ1)を入れて沸騰させる。
2.大根の葉を入れ、鮮やかな色で少し柔らかくなるまで、2分ほど茹でる。
3.葉を取り出し、水気を除いたら、使いたい大きさに切り、食品用保存袋に入れる。
4.冷凍庫で保存。


冷凍庫に入れる際は急冷モードを使用したり、金属のバットに乗せるなどして急速に冷やすと良いでしょう。

賞味期限の目安

冷凍した大根の葉は冷凍庫で約1か月の保存が可能です。刻んで冷凍させた大根の葉を、凍ったままフライパンに入れ、醤油・砂糖・ごま油などの調味料と一緒に炒めれば簡単にご飯のお供が作れます。

(*大根の葉の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

大根の葉の保存方法・期間は?冷凍や干すと日持ちする?塩漬けなどレシピのおすすめも紹介!

大根をより長持ちさせる保存食レシピ

大根は保存の仕方を工夫することで長持ちさせられますが、ここではさらに調理にも工夫を加えて大根を長持ちさせる方法を紹介します。

①干し大根にして保存

自宅で切り干し大根を作るのはかなり難易度が高いのではないかと思われがちですが、以下の手順で、意外と手軽な方法で作ることができます。

1.大根を適度な長さの千切りにする。皮は付いたままでよい。
2.ざるに重ならないように並べる、または干し網に入れる。
3.約1週間干す。雨の日や夜間は室内に入れる。
4.密閉できる袋に入れ、冷蔵庫で保存すれば2か月ほど保存が可能。


干し大根にする方法は、長期間大根を日持ちさせたい場合におすすめです。大根がたくさん手に入ったら、自家製切り干し大根にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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②大根おろしにして保存

大根おろしは様々な和食に少し添えるだけで風味を豊かにしてくれますね。大根おろしを冷凍で常備しておくと便利です。

1.大根の皮を集めにむき、すりおろす。
2.水気を切り、製氷皿やアルミカップで冷凍する。
3.食品用保存袋にいれて、冷凍庫で保存。
4.使うときは冷蔵庫に移して解凍する。


すりおろしてそのまま放置すると少しの時間で栄養分が水分に流れ出てしまいます。大根おろしを冷凍する方法なら栄養を逃しにくいだけではなく、1か月ほど保存ができます。

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③大根の漬物にして保存

漬物にすると冷蔵庫で保存することに加え、調味料の効果で大根から水分が抜け、より長持ちさせることができます。浅漬けのような手軽な漬物に挑戦してみてもいいですね。

1.大根の皮をむき、大きめに切ってつけ汁に漬ける。
2.ときどき上下を入れ替えながら味がなじむまで漬けておく(5日~)。


塩分量などによっても保存期間は異なりますが、水分の多い浅漬けなどは作ってから10日間ほどで食べきるのが良さそうです。ぬか漬けのような水分の少ない漬物は、より長く保存をすることが可能です。

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大根の賞味期限が切れるとどうなる?

食材はなるべく無駄なく食べきりたいですが、無理して悪くなったものを食べるのはとても危険です。そこで大根の、まだ安全に食べられる・もう食べられない目安について、紹介します。

賞味期限が危ない状態

下記の状態の大根は、食べても人体に被害はありません。

・表面が柔らかい
・断面にあざのような黒ずみがある
・断面に放射状の細かい斑点がみられる


これらは保存の仕方や温度によって水分が抜けたり、大根がストレスを感じて起きる現象で、人体に影響はありませんが、念のため過熱して食べる、変色してしまっている部分は切り落として調理する、などしたほうが良いでしょう。

(*大根の黒い斑点などについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

大根の中身・皮が黒い原因は?筋・斑点があっても食べれる?正しい保存方法を解説!

腐って食べられない状態

一方下記の状態の大根は、人体に影響がある可能性が高いので、食べないほうが良いです。

・全体的に茶色っぽい
・黒いシミのようなものが1か所に固まっている
・断面にぬるつきがある
・酸味のあるような異臭がする
・カビが生えている


上記の特徴は、腐ってしまったことが原因ですので、残念ですが処分します。

(*大根の腐敗について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

大根が腐る・カビると?見分け方は?適切な保存方法や消費期限の目安も解説!

大根は正しく保存しよう

正しい保存の仕方や調理の方法を知れば、大根がより身近で便利な食材になりますね。ぜひ旬の大根を余すことなく、美味しく召し上がってください。

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