大根の保存方法・期間は?常温・冷蔵・冷凍で長持ちのコツや保存食レシピも紹介!
【管理栄養士監修】大根の正しい保存方法を知っていますか?今回は、大根(根・葉)の〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。保存食で長期保存する方法や、賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- 大根を保存するポイントは?
- ①最適温度を把握する
- ②新聞紙などで包み乾燥を防ぐ
- ③立てて保存する
- ④土付きは洗わないでOK
- ⑤新鮮な大根を選ぶ
- 大根を丸ごと【常温】で保存する方法・期間
- ①大根を冷暗所で保存する方法・期間
- ②大根を外の土中に埋めて保存する方法・期間
- 大根の【冷蔵】での保存方法・期間
- ①大根を1本丸ごと保存する方法・期間
- ②カット済み大根を保存する方法・期間
- 大根の【冷凍】での保存方法・期間
- 大根を冷凍で保存する方法・手順
- 賞味期限の目安
- 冷凍大根を解凍する方法
- 大根の葉の保存方法は?
- 大根の葉は冷凍保存がおすすめ
- 賞味期限の目安
- 大根をより長持ちさせる保存食レシピ
- ①干し大根にして保存
- ②大根おろしにして保存
- ③大根の漬物にして保存
- 大根の賞味期限が切れるとどうなる?
- 賞味期限が危ない状態
- 腐って食べられない状態
- 大根は正しく保存しよう
大根は、最適な温度が0℃~5℃と低いため、夏場は常温保存には向きません。気温の低い冬場なら冷暗所での常温保存が可能です。
1.湿らせた新聞紙で大根を包む
2.1を冷暗所に立てて保存する
上記のやり方で保存すれば、2週間ほど新鮮な状態を維持できます。
②大根を外の土中に埋めて保存する方法・期間
家庭菜園などで大根がたくさん収穫できた、などという場合には土中に埋めて保存する、という方法があります。
1.大根の葉を少しだけ残して切り落とす。
2.30cm以上の深さの穴をあける。
3.根元を上にして逆さまに土中に埋める。
複数本埋めるときは隣との間隔を10cm以上空ける、大根同士を重ねたい場合は隙間に土を入れて空洞ができないようにすることがポイントになります。そうすることで冬場から春先までの数か月、長期にわたり大根を保存することができます。
大根の【冷蔵】での保存方法・期間
大根の保存は低温が適しているため、冷蔵保存で鮮度を維持することができます。ここでは、大根を冷蔵庫で保存する手順のポイントや保存期間の目安を紹介します。
①大根を1本丸ごと保存する方法・期間
大根を1本丸ごと冷蔵庫で保管する場合の保存方法は以下の通りです。
1.葉を切り落とす。
2.新聞紙で包み、冷蔵室で立てて保存する。
葉が付いたままにしておくと、そこから水分が失われてしまうため、葉が生えている根元ギリギリのところで白い身を切ります。
野菜室で保存する場合は、霧吹きなどで新聞紙を軽く湿らせると良いでしょう。上記の方法で約2週間、鮮度を保つことができます。
②カット済み大根を保存する方法・期間
1本丸ごと冷蔵庫に入れるのが大変な時は、カットし以下の手順で保存することも可能です。
1.大根の葉の根元ギリギリで白い身を切り、葉と根を分ける。
2.2・3等分に切り分け、それぞれをラップでしっかり包む。
3.ビニールの袋などに入れ、冷蔵室で保存する。
カットした大根は、保存袋などに直接入れてしまうと切り口に空気が触れ、水分が抜けてしまうため、ラップでしっかり密封するようにしましょう。保存期間は約1週間です。
伊藤祥子
管理栄養士
大根3等分にしたうち、根元は甘いので生食向き、中間はみずみずしいので煮物向き、根の先端は辛いのでみそ汁や炒め物に向いています。
(*大根の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大根の【冷凍】での保存方法・期間
大根は下処理をして冷凍することにより、さらに長く保存することができます。ここでは大根の冷凍保存の方法・保存期間・解凍方法を紹介します。
大根を冷凍で保存する方法・手順
大根を冷凍庫で保存するためには以下の手順で処理をします。
1.葉や茎の部分とは切り分ける。
2.皮をむき、用途に合わせたカットをする。(いちょう切り・短冊切り・輪切りなど)
3.食品用保存袋に小分けに入れ、空気が入らないように密封し、冷凍庫に入れる。
冷凍庫にれる前に、保存袋の空気をしっかり抜いておきましょう。
賞味期限の目安
冷凍にした大根は、約1か月ほど保存が可能です。常温や冷蔵庫で保存するのに比べ、かなり長持ちします。ただし、サラダなどそのまま生で食べるのには向きません。