あずきバーの硬度はサファイヤより高い?硬い理由や食べる際に注意すべきことも紹介!
あずきバーの硬度がどれくらいか知っていますか?サファイアより硬いのは本当でしょうか?今回は、あずきバーが硬い理由や硬度のすごさが変わるエピソードも紹介します。あずきバーの硬度で注意すべきことも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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あずきバーの硬度はどれくらい?【調査】
各世代問わず人気のあるあずきバーは、非常に硬いのが特徴でその固さがインターネット上で話題となっています。歯が折れそうなほど固いと言われるあずきバーの硬度はどれくらいでしょうか。ギネス級とも言える嘘のようなエピソードもあるので、一緒に紹介します。
あずきバーの硬度はサファイアを超える
モース硬度 | ロックウェル硬度 | |
あずきバー | 9~10 | 300前後 |
サファイア | 9 | 227 |
ダイヤ | 10 | 711 |
鰹節 | 8 | 100前後 |
あずきバーと、宝石や世界一硬い食品としてギネスに登録されている鰹節と比較してみました。あずきバーがサファイアより硬いという噂は嘘という人もいますが、調べた結果は表の通りです。
硬さを測るには2種類の方法があり、モース硬度とロックウェル硬度です。モース硬度はその物質を傷つけた時に引っ掻き傷がどれくらいの強さでできるかで測定し、ロックウェル硬度は物質に圧力をかけて置いた土台にできた窪みで硬さを測ります。鰹節はその中のモース硬度でギネス登録されている食品です。
あずきバーのモース硬度は不明でしたが、ロックウェル硬度は非常に高く、宝石であるサファイアよりも硬いことがわかり、ギネス級と言えるかもしれません。このことから、モース硬度も9~10の間にあると想定されるでしょう。
ただし、あずきバーはアイスのため圧力をかけるための機械との接触時に、少しだけ溶けたりまた凍ったりすることがあるので、その硬度は安定せず一瞬のようです。
あずきバーの硬度にまつわるエピソード
あずきバーの硬さは井村屋が意図して作ったわけではありません。なぜ硬いのかは後述しますが、その固さのため井村屋のホームページには食べる時に歯を痛めるので注意するようにと言った旨の注意書きが表示されています。あずきバーの硬さは他の食品ではかぼちゃの皮と同程度と言われ、いかに硬いかがわかります。
また、あずきバーは食べられる鈍器と呼ばれ、釘が打てる話は嘘ではないようです。さまざまな人が試して、木の板にあずきバーで釘を打ち付けています。
あずきバーが硬い理由とは?
硬さを比較する時に宝石を用いられるあずきバーは、なぜこんなにも硬いのでしょうか。さまざまな理由があるのでいくつか紹介します。100年以上の歴史を持つ井村屋のこだわりもあるので、ぜひ見てみてください。
①乳化剤など添加物不使用
あずきバーはぜんざいを冷やして固めて作ったもので、原材料は以下になります。
・あずき
・砂糖
・コーンスターチ
・塩
・水飴
このように非常にシンプルな原材料で作られていますが、これは安心・安全をこだわっているためとも言えます。ちなみに近年の健康志向や人々が甘さをあまり求めなくなったため、あずきバーもよりあっさりした味わいに作られており、その分昔よりも硬くなっているようです。
(*ぜんざいについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②空気の含有量が少なく、小豆がぎっしり入っている
あずきバーには小豆がぎっしり入っており、その数は1本あたり約100粒と言われています。これは小豆を凍らせる時にどうしても底に小豆が沈むためで、ぎっしり入れることでどこを食べても小豆になるようになっています。その分空気も含まれなくなり、より硬いアイスになりました。
③乳固形物が入っていない
アイスは乳固形物の含有量でアイスミルクやラクトアイスなどのいくつかの分類に分けられますが、あずきバーは乳固形物が含まれていないため、氷菓に分類されます。乳固形物が多くなる程乳脂肪分が多くなり、その分柔らかくなりますがあずきバーは一切含まれていないうえ、上記の理由も合わさるので他の氷菓よりも硬いアイスになります。