ナスの種が黒い・茶色でも食べられる?変色する理由は?日持ちする保存方法も紹介!
【管理栄養士監修】ナスの種が黒や茶色に変色していたことはありませんか?今回は、ナスの種が黒い・茶色い場合に食べても大丈夫な場合と食べるべきでない場合を紹介します。また、ナスの日持ちする保存方法についても紹介するので参考にしてくださいね。
目次
皮やヘタの部分に、モヤついた白色のものが付着してる場合がありますが、これはカビです。表面のカビを切り落とせば安全に食べられると思いがちですが、あまりおすすめできません。
なぜならば、カビは表面に見えているものだけではなく、奥深くに根を張っていることがあり、目に見える部分を切り落としたとしても、全て切り落とせてない場合が多いからです。
(*ナスのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
皮がぶよぶよで柔らかい
触ってみてナスの皮が柔らかい場合は、気を付けた方がいいでしょう。多少なら問題ないですが、明らかに柔らかい場合は、鮮度が低下しており腐っている可能性があります。特に、触るとぬめりがある場合は危険です。
腐った匂いがする
危険なサインとして、ナスの匂いで判断ができます。腐敗臭がするものはもちろんのこと、酸っぱいような異臭がある場合についても腐っているため絶対に食べないようにしましょう。
(*ナスの腐敗について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ナスを日持ちさせる保存方法とは?
ナスは、鮮度が悪くなると最初に種に変化が現れます。では、変色させずにナスをベストな状態で日持ちさせるには、どのようにしたらいいか紹介します。
常温保存
インドを発祥の地とするナスは、温度が低く乾燥した状態では保存が難しいため保温や保湿が必要です。そのため、新聞紙などで丁寧に包み直射日光の当たらない風通しのよい日陰で保存することがポイントになります。
また、保存期間の目安としては、夏場2~3日、冬場5日~7日程度となりますので覚えておきましょう。
野菜室で冷蔵保存
常温に比べて少しでも保存期間を延ばしたい場合は、冷蔵庫の野菜室で保存します。ナスは冷気や乾燥に弱いため、この場合も常温保存と同様、ラップ等で包み保管します。野菜室で冷蔵保存した場合、1週間近く保存しておくことができます。
しかし、調理の際にカットしてしまったナスは、当日中に使用するのがおすすめです。というのも、ナスの切断面より酸化し黒く、鮮度や食味が低下しまうからです。
冷凍保存
冷凍する場合は、乱切りや輪切りなど食べやすく調理しやすい状態に切り、水につけることでアク抜きをします。その後、水分を拭き取り保存用の袋に入れ冷凍保存します。冷凍保存した場合、鮮度を保って食べられる期間は、一カ月程度となります。
冷凍保存したナスを調理をして使用する場合は、解凍せず、凍った状態で調理しましょう。解凍してしまうとナスの水分が出てしまい、べちょべちょした食感になり美味しくなくなりますので注意しましょう。
片村優美
管理栄養士
ナスは暖かい地域の野菜なので、寒い環境が苦手です。保温と保湿に気をつけて、品質を維持しましょう。輪切りにして冷凍保存しておくと、使いたいときにすぐ使えるので便利ですよ。
(*ナスの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)