ごぼうが旬の時期はいつ?秋?春?栄養価やレシピのおすすめなども紹介!
【管理栄養士監修】ごぼうが旬の時期はいつか知っていますか?種類によって秋・冬・春と異なります。今回は、〈新ごぼう〉〈葉ごぼう〉〈滝川ごぼう〉など種類別の旬の季節や、旬の時期に食べるメリットも紹介します。ごぼうの旬におすすめなレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ごぼうが旬の時期はいつ?秋?
1年中販売されているごぼうですが、旬の時期がいつなのか知っていますか?ごぼうには様々な種類があり、種類ごとに旬の時期は異なります。一般的なごぼうから新ごぼう・葉ごぼうがおいしい季節についてみていきましょう。
一般的なごぼうの旬は秋〜冬
私たちが一般的にごぼうと呼んでいる長いごぼうは秋から冬にかけてが旬になります。長いごぼうは江戸野菜の滝野川ごぼうがから品種改良されたもので、多くの品種の大元となっています。主生産地は東京より北である青森や茨城・北海道で、この3道県で国内生産量の半分以上を占めています。この時期は値段も比較的安く、味わいと栄養価が高いのでおいしく頂けます。
新ごぼうの旬は夏
秋に植えたごぼうを若取りしたものを新ごぼうや春ごぼうと呼びます。新ごぼうの旬は夏で冬や秋に収穫したごぼうに比べて食感がやわらかく、香りも強くなく上品なのが特徴です。新ごぼうは固いごぼうや香りが強いごぼうが苦手という方におすすめの種類です。
葉ごぼうの旬は春
主に関西で食べられる葉ごぼうは若ごぼうとも呼ばれ、その名に相応しく春が旬の季節となります。葉ごぼうは緑色で葉・茎・根も食べられる種類で一般的なごぼうとは全くイメージが異なります。主産地は大阪府や香川県なので、関西以外の方にはあまり馴染みが無い野菜です。
ごぼうは季節によって様々な種類が流通しているので、味わいの違いを試してみるのも楽しいですよ。
ごぼうを旬の時期に食べるメリットは?
それぞれの種類に旬の季節が異なるごぼうですが、旬に食べるメリットはあるのでしょうか。味わいなどのメリットと栄養価のメリットの両方があります。
①風味・食感が良い
旬の時期のごぼうは風味と食感がとても良いのが特徴です。ごぼう独特の強い香りは旬の時期にピークを迎えます。一般的なごぼうが旬である冬に一番香りが強く、食感も固めになります。固い食感であごも鍛えられ、噛む回数も増えるので脳も活性化します。土の中でじっくり栄養価を蓄えたごぼうは、根菜ならではの強い味わいに育ちます。
ごぼうの強い香りを生かし、肉や魚などの臭みを消すことができます。油と一緒に調理するとごぼうの甘味をより引き出すことができるのでおすすめです。
②栄養価も高い
ごぼうは旬の時期に栄養価が一番高まります。ごぼうには不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維には、便秘を改善したり腸内環境を保つのに役立ち、腸の蠕動運動を活発にし、水分を多く含んでカサを増すのでお腹をすきにくくしてくれます。また、有害な不要物質を吸着して体外に排出する作用もあるので、大腸がんの予防も期待されます。
水溶性食物繊維も含んでおり、腎機能を高める効果もあります。血糖値の急上昇を防ぐ効果もあり、糖尿病予防にもつながります。
kay.
管理栄養士
アンチエイジングや冷え性改善、美肌にも効果的な「ごぼう茶」もおすすめです。お店にも売っているところが多いですよね。 手作りする場合は、ごぼうをピーラーでむいて1日天日干しにして煎ったら完成です。
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