人工(人造)イクラとは?天然との見分け方は?味や材料・作り方など紹介!
人工(人造)イクラとは何か知っていますか?実はイクラを人工的に作る技術があります。今回は、人工イクラと天然イクラの味などの簡単な見分け方や、作り方も紹介します。回転寿司のイクラは本物か偽物かも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
日本の回転寿司で提供されるイクラはほぼ100%が天然のイクラです。一時期は国産イクラの収穫量が大幅に減少したため、人工イクラが使われていたこともありました。しかし、ロシアから安くイクラを輸入できるようになったので、人工イクラを使うより低コストで本物のイクラを提供できるようになったそうです。
人工イクラの作り方は?
人工イクラの技術は知育菓子やフランス料理でも利用されていて、現在では家庭でも人工イクラを作ることができるキットが販売されています。ここでは家庭で人工イクラを作る方法を紹介します。簡単にできるのでぜひ参考にしてみてください。
材料
・アルギン酸ナトリウム/1g
・水/100ml
・食紅/適量
・乳酸カルシウム/2g
・水/200ml
・スポイト
・計量器具
作り方・手順
人工イクラの作り方はシンプルで、以下の手順でそれぞれの水溶液を作って垂らすだけで簡単にイクラのような球状ゲルを作ることができます。
①アルギン酸ナトリウムを水100mlに溶かす
②①で作ったアルギン酸ナトリウム水溶液に食紅を適宜溶かす
③乳酸カルシウムを水200mlに溶かす
④③で作った乳酸カルシウム水溶液に②のアルギン酸ナトリウム水溶液をスポイトを使ってたらす
水溶液を作る際はミキサーを使うと手早く簡単に合わせることができます。④の工程では、アルギン酸ナトリウム水溶液を5cm程の高さから垂らすときれいな球状に仕上がるので試してみてください。
なお、人工イクラを作るためには上記のような化学薬品を使用するので、市販のイクラ製作キットを使った方が手軽に作ることができます。ただし、市販のキットには食用と観賞用とがあるのでしっかり確認してください。
人工イクラを作ってみよう
日本で出回っているイクラはほとんどが本物で、人工イクラを食べられるお店は少なくなっています。ご家庭で人工イクラを作る際は食用であることを確認して、十分に注意しましょう。また知育菓子でも人工イクラの製造体験ができるのでぜひ試してみてください。