タピオカの色は黒じゃない?元々は白?色の種類別の違いや着色方法について紹介!
タピオカの色が黒い理由を知っていますか?実は、もともとの色は黒ではありません。今回は、〈黒・白・黄〉などタピオカの色の種類や、色別の着色方法・色付けの仕方を紹介します。タピオカの色別に味・食感など違いはあるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タピオカとは?
タピオカは日本や世界でも人気のある食材ですが、そのタピオカの原料について知っている方は少ないかもしれません。まずは、タピオカの原料について紹介します。
タピオカの原料はキャッサバの根
タピオカの原料は、ブラジルやインドネシアなどの熱帯地域が原産のキャッサバと呼ばれるタロイモのような植物です。キャッサバの根から取ったでんぷんからタピオカ粉を作り、それを水でこねた後粒状にして乾かすと、スーパーなどでも販売されている乾燥タピオカになります。
キャッサバはあらゆる国で主食として食べられることもあり、特にブラジルではキャッサバの粉を食事にかけるなど、普段から良く食べられる食材です。
(*タピオカの原料やキャッサバについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
タピオカの名前の由来
タピオカは、日本だけではなく英語圏やその他の国でも同様にタピオカと呼ばれていますが、タピオカという言葉はブラジルの先住民の言葉であるトュピ語から生まれました。トュピ語でタピオカは「かす」や「凝固物」を意味し、キャッサバからデンプンを絞り出す製造法を現地の言葉で「tipi'óka(タピオカ)」と呼ぶことからその名称がついたようです。
タピオカの色は黒じゃないの?本当は何色?
タピオカドリンクのパッケージには「ブラックタピオカ入り」と書かれていることがありますが、ホワイトタピオカと呼ばれる種類も存在するのでしょうか。ここではタピオカの色について解説します。
タピオカの元の色は白・半透明
製菓店などでは、黒色のタピオカだけではなく、白色のタピオカも販売されていますが、実はこの白色こそがタピオカ本来の色合いです。タピオカの原料であるキャッサバの根は、里芋と同じく外見は茶色いですが、厚い皮を剥くと白色の実が現れます。その実のデンプン質を利用したのがタピオカとなるため、タピオカの原色は白濁色か透明色になります。
タピオカは着色されて黒色になっている
タピオカは白や半透明の色をしていると説明しましたが、普段手にとるタピオカが黒いのは、黒く着色されているためです。カラメル色素を使って着色されることが一般的ですが、場合によってはイカスミの黒い色素を利用して色付けされることもあるようです。
黒く着色された理由としては、黒色の方がミルクティーなどに入れても存在感があり、見栄えもするなどの理由が考えられます。
タピオカの色付けの種類と着色方法
色 | 着色方法 |
赤色 | 赤102などの赤色の着色料 |
青色 | 青1などの青色の着色料 |
黄色 | 黄4などの黄色の着色料 |
緑色 | 緑3などの緑色の着色料 |
タピオカはカラメル色素などで黒色に着色していると分かりましたが、同じ原理で違う色に着色することもできます。上記の表にもある通り、赤や青・黄・緑などの様々な着色料が販売されているので、それらを活用することで色とりどりのタピオカを作ることができるでしょう。
自宅で着色する場合はタピオカの粉に着色料で色をつけたぬるま湯を混ぜ、粒状にした後に乾燥させ、更にそれを茹でればカラータピオカが出来上がります。