モロヘイヤの冷凍での保存方法・期間は?解凍や茹で方のコツなど紹介!
【管理栄養士監修】モロヘイヤは冷凍保存が一番向いていると知っていますか?モロヘイヤは日持ちしない野菜なのです。今回は、モロヘイヤの〈そのまま生〉〈下茹で〉での冷凍保存の方法・期間や解凍の仕方を紹介します。冷凍モロヘイヤのレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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モロヘイヤの正しい保存方法は?

モロヘイヤは傷みやすい野菜なので、なんとなくで保存しているとすぐに駄目になってしまいます。モロヘイヤの賞味期限を延ばす、正しい保存方法とはどういったものでしょうか?
モロヘイヤの保存のポイント
モロヘイヤの賞味期限を延ばしたいなら、保存方法に注意する必要があります。モロヘイヤは傷みやすく日持ちしない野菜なので、常温保存はあまりおすすめしません。常温保存よりも冷蔵庫での保存がおすすめですが、この場合でも濡らしたキッチンペーパーでくるむなどして、乾燥からしっかり守る必要があります。
竹本友里恵
管理栄養士
モロヘイヤはとても痛みやすく、冷蔵庫に保存していても1〜2日置いておくだけで劣化してしまいます。ただし、加熱や冷凍保存しても栄養を失わないため、使いきれなかったらモロヘイヤは早めに下茹でして冷凍保存しましょう。
冷凍で長期保存ができる
モロヘイヤは、冷蔵保存よりも冷凍保存がおすすめです。モロヘイヤが劣化してしまうと、味が落ちるだけでなく含まれている豊富な野菜まで減らしてしまう事になります。美味しく、そして栄養を丸ごと頂けるように、モロヘイヤは冷凍庫で正しく長期保存しましょう。
モロヘイヤをそのまま生で冷凍保存する方法・期間

それでは、モロヘイヤを生で冷凍保存する方法を見てみましょう。賞味期限も併せて記載しているので、自分でモロヘイヤを冷蔵保存した際の目安にしてください。
生で冷凍保存する方法・手順
モロヘイヤは、生の状態でそのまま冷凍することができます。冷凍保存のやり方は以下の通りです。
1.モロヘイヤを保存袋に入れて、しっかり空気を抜く
2.冷凍庫に入れる
モロヘイヤを袋に入れて、冷凍庫に入れるだけという簡単な方法でモロヘイヤを長期保存する事ができます。適当な保存袋が無い場合には、ラップでしっかり包んでから冷凍庫に入れるといった方法でも良いです。
賞味期限の目安
生のまま保存したモロヘイヤの賞味期限は、1週間ほどです。冷蔵庫よりは日持ちしますが、下茹でした場合と比べると日数が短くなるのであまりおすすめはしません。また、生の状態で冷凍するとえぐみが出る場合もある様です。
モロヘイヤを下茹でして冷凍保存する方法・期間

時間があるのならモロヘイヤを冷凍する前に下茹でするのがおすすめです。生のままモロヘイヤを冷凍するとえぐみが出る場合もあるので、美味しさを重視するなら下茹でを忘れずに行いましょう。
茹で方の手順・ポイント
冷凍方法の前に、モロヘイヤの茹で方を見てみましょう。
1.茎からモロヘイヤの葉っぱを取り除く
2.お皿の上で、葉と茎に分けておく
3.モロヘイヤの茎の葉先に近い部分だけカットしておく
4.お湯を沸かしたら、大さじ1の塩を入れてモロヘイヤを入れて茹でる
5.茎を先に入れて、40秒程経ったら葉を茹で始める
6.5を氷水で冷やす
モロヘイヤの上手な茹で方は、以上の通りです。茎には毒性がある場合があるので、食べるのはスーパーで購入した物のみにして下さい。モロヘイヤの茎は硬い部分があるので、葉に近い3cmほどの部分のみを使うのがおすすめです。
下茹でして冷凍保存する方法・手順
モロヘイヤを下茹でしてから保存する方法は、以下の通りです。
1.モロヘイヤをさっと茹でる
2.茹で終わったモロヘイヤを氷水で冷やす
3.2の水気を切った後、フリーザーバッグに入れて空気を抜いてから冷凍庫に入れる
フリーザーバッグに入れて冷凍する際も、空気はしっかりと抜いておきましょう。空気を抜いた後は、均等に凍る様にフラットに整えておくのもポイントです。また、あらかじめ袋の中で小分けにしておくと、使いたい時にすぐに使えて便利です。
賞味期限の目安
モロヘイヤを茹でてから保存する時の賞味期限は、およそ1か月程です。長期間保存出来るので、大量に保存したい場合や暫く使う予定が無い場合におすすめしたい方法です。
モロヘイヤを加工して冷凍保存するには?

続いて、モロヘイヤを加工して冷凍保存する方法を紹介します。さまざまなレシピに活用できる保存方法なので、多めに作ってストックしておくのもおすすめです。
ペースト状にして冷凍保存する方法・期間
モロヘイヤをペーストにして保存する方法は、以下の通りです。
1.モロヘイヤの葉を茎から取り外す
2.1の葉を茹でてから、水気を切る
3.2の水気が多く残っていれば、キッチンペーパーなどで拭き取る
4.ミキサーに入れてペーストにする
5.フリーザーバッグに入れて、平らにしてから冷凍庫に入れる
モロヘイヤペーストを様々な料理で使いたいなら、味付しない方が使い勝手が良いのでおすすめです。茹でたモロヘイヤを冷凍する時と同じく、フリーザーバッグは平らにしてから冷凍庫に入れましょう。また、モロヘイヤペーストは離乳食にもなります。賞味期限は1か月程あります。
冷凍モロヘイヤのおすすめレシピ
続いて、冷凍モロヘイヤのおすすめレシピを紹介します。自然解凍で作れるレシピもあるので、早速チェックしていきましょう。
①冷凍モロヘイヤときのこのバター炒め
冷凍したモロヘイヤをご飯のおかずに活かしたいなら、こちらのレシピがおすすめです。モロヘイヤは軽く解凍してからフライパンでキノコなどと一緒に炒めるようにしましょう。
②モロヘイヤのスムージー
冷凍モロヘイヤとフルーツを使用した、意外な組み合わせを愉しめるスムージーです。冷凍モロヘイヤは冷凍庫から出しておき、自然解凍してから使いましょう。出来上がったスムージーには、仕上げに生クリームをかけるのもおすすめです。
③冷凍モロヘイヤから作るソース
冷凍モロヘイヤを自然解凍し、ソースに活用したレシピです。ソースはシソやゴマの風味も効いており、長芋の千切りなどとも合いようが良いです。レシピ内ではオリジナルの玉子豆腐を作る方法も記載されているので、一緒に作って楽しんでみてはいかがでしょうか?
モロヘイヤは冷凍で長期保存しよう
モロヘイヤは傷みやすくあまり日持ちしない野菜なので、冷凍保存がおすすめです。冷凍したモロヘイヤは様々なレシピに活用出来るので、適切に保存して最後まで美味しく食べ切りましょう。
