食用ほおずきとは?効能・味わいや食べ方は?毒性や食べ過ぎなど注意点も紹介!
「食用ほおずき」はどんな野菜か知っていますか?今回は、食用ほおずきの〈種類・旬の時期・食べ頃〉など特徴や、味わいや食べ方に加え、栄養成分と効果・効能なども紹介します。食用ほおずきの毒性についてや食べ過ぎの注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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食用ほおずきとは?
ちょうちんのような見た目が美しいほおずきは、夏から秋にかけて見かける機会が多くなる植物です。アクセサリーや雑貨のモチーフとしても人気があり、観賞用としてのイメージが強いですがほおずきは食べることができます。ここでは食用ほおずきの旬や食べ方、栄養効果について詳しく解説します。
食用ほおずきの見た目など特徴
ほおずきはナス科の植物で、主な原産地は東南アジアを中心に、南ヨーロッパやアメリカなど温帯地域に分布しています。日本での生産量は大分県が最も多く、その他九州を中心に盛んに生産されています。
食用ほおずきは旬を迎えると一つの株にたくさんの実がなることが特徴で、その実は緑色のガクの中に包みこまれる形で生育します。葉は淡いグリーン色のため葉脈がよく目立ち、崩したハート型のようなユニークな形状です。また、花は淡いクリーム色で、似た植物としてなすの花が挙げられます。
食用ほおずきの種類・品種
食用ほおずきにはさまざまな種類や品種があります。代表的なほおずきは以下の通りです。
・ショクヨウホオズキ
・シマホオズキ
・オオブドウホオズキ
和名でショクヨウホオズキと呼ばれる品種はオランダ原産で、ストロベリートマトやフルーツほおずきとも呼ばれています。2〜3センチ程度の小ぶりな実が特徴で、ベリーに似た甘酸っぱい風味を持ちます。
シマホオズキはインカベリーやオレンジベリーとも呼ばれ、原産はエクアドル、コロンビア、チリ、ペルーなどの南米地域が中心です。実は3cm以上の大粒で、その名の通り鮮やかなオレンジ色の実がなります。インカ帝国時代から食されていたとも言われる、歴史ある食用ほおずきです。
オオブドウホオズキは南アメリカが原産でトマティーロとも呼ばれる品種です。色は紫、緑、黄色などさまざまで、生で食べると洋梨に近い食感をもっています。現地ではサルサソースや、グリーンソースなどに用いられ、特にメキシコ料理には欠かせない食材です。
食用ほおずきの旬の時期・食べ頃
食用ほおずきは4月から5月の間に種まきをし、初夏から秋にかけての暑い季節に旬を迎えます。この時期になると次々にほおずきが実り、収穫時期や食べ頃も同じくこの時期です。緑色のガクが茶色くなり、枯れたような見た目になったタイミングで収穫しましょう。
また、食用ほおずきの実は熟す前に収穫してしまうと苦味が強く、美味しく食べることができません。食用として楽しむ場合はしっかり熟すまで収穫を待つことが大切です。旬が過ぎる8月から9月頃の食用ほおずきは観賞用として楽しむことができます。
食用ほおずきの味わいや食べ方は?
初夏から秋にかけて旬を迎える食用ほおずきはどのような味わいなのでしょうか。ここでは食用ほおずきの味わいや具体的な食べ方について紹介します。
食用ほおずきの味わい・風味
日本では一般的に普及していないことから食わず嫌いされがちな食用ほおずきですが、その果実は甘さと酸っぱさを兼ね備えた風味を持っています。似た風味の食材としてはトロピカルフルーツが挙げられ、野菜よりも果物に似た味わいが特徴です。
Twitterの口コミ
「フルーツほおずき」と呼ばれる南米原産の食用ほおずき。甘酸っぱい味が独特。これを、岩手県立大学や県立農業大の学生たちが、地元企業を巻き込みパンに加工。学生自ら、きょうから販売。製造は盛岡のベーカリー・パノパノ。盛岡駅1階のIGR銀河鉄道改札口前にあるポップアップ店「タベナクル」で。
Twitterの口コミ
食用ほおずき
味はブルーベリーとりんごを足して二で割った感じというかフルーツトマトが極限進化した感じというか…
食べ方①トッピングに使う
食用ほおずきは、以下のような料理にトッピングとして使うのがおすすめです。
・サラダ
・ケーキ
・クラッカー
・トースト
甘酸っぱさが特徴の食用ほおずきは、レタスや水菜などの葉物野菜のサラダに加えるとフルーツサラダのような味わいになります。ミニトマトや赤パプリカも合わせると色彩に映え、食欲の湧くサラダに仕上がります。色味だけではなく風味のアクセントにもなるおすすめの食べ方です。
また、光沢とハリのある果実は、そのままケーキやパン、クラッカーに乗せるだけで見た目も可愛らしい一品になります。果実の甘酸っぱさが生クリームやクリームチーズの風味とよく合います。丸ごと乗せたり小さくカットしてトッピングしたり、様々なデコレーションを楽しんでみてください。