南京・かぼちゃ・南瓜は別物?種類が違う?名前の由来やその他の別名など紹介!
【野菜ソムリエ監修】南京とかぼちゃの違いを知っていますか?今回は、南京とかぼちゃといったように呼び方に違いがある理由や、〈南瓜・唐茄子・ボウブラ・パンプキン〉など様々な呼び方について紹介します。かぼちゃの種類についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③ボウブラ
かぼちゃの種類の中に春日ボウブラという品種があり、このボウブラもかぼちゃの意味でポルトガル語に由来します。ポルトガルではウリ科の植物を「abobora(アボーブラ)」と呼ぶため、この言葉がなまってボウブラになった説があります。
④パンプキン
パンプキンは英語でかぼちゃを意味します。昔は英語の授業などで少し出てくる程度でしたが、最近ではハロウィンが日本でも定着し、オレンジ色のかぼちゃがハロウィンの季節になると出てくるようになりました。アメリカではオレンジ色のかぼちゃのみをパンプキンと呼び、緑色のかぼちゃはSquash(スクウォッシュ)と呼びます。
かぼちゃの種類は1つ?何種類あるの?
南瓜と言ってもさまざまな種類があり、種類によって味わいが口当たりが大きく違います。主に日本で見かけるかぼちゃを紹介するので、購入するときには料理に合わせて購入すると美味しくできるので参考にしてください。
①日本かぼちゃ
日本かぼちゃは東洋南瓜とも呼ばれ、1541年に大分県に漂流してきたポルトガル人によって伝えられました。主な品種は以下になります。
・鹿ヶ谷かぼちゃ
・黒川かぼちゃ
・菊座かぼちゃ
日本かぼちゃは表面がぼこぼこしているのが特徴で、色は緑の他に白いものもあるようです。味わいはあっさりしていますが、食感はねっとりとしていて煮物にするのに向いており、じっくり煮るとおいしくできあがります。また、西洋かぼちゃよりもカロリーや糖質が低いので、ダイエットのときには日本かぼちゃがおすすめです。
②西洋カボチャ
西洋かぼちゃはスーパーなどで見かけることが多く、可食部分も多いことから日本かぼちゃよりも多く流通しています。
・栗かぼちゃ
・白川栗かぼちゃ
・黒川栗かぼちゃ
西洋かぼちゃの特徴は凸凹が少なくつるつるしていて、日本かぼちゃとは大きく違います。ホクホクした味わいがあり、甘みがあるため調理方法も揚げ物やパイのようなお菓子など幅広く使えます。βカロテンやビタミンEなどが日本かぼちゃよりも多いため、美肌効果を得たいなら西洋かぼちゃがおすすめです。
(*日本かぼちゃと西洋かぼちゃの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
堀崎至代
野菜ソムリエ
食の西洋化が進むにつれ、甘みが強く、ほくほくした味わいのある西洋かぼちゃが主流になりました。
③ペポかぼちゃ
ペポかぼちゃはおもちゃかぼちゃとも呼ばれ、ハロウィンでジャックオーランタンを作るのはこのペポかぼちゃの品種です。
・そうめんかぼちゃ
・ズッキーニ
・ハロウィンかぼちゃ
・プッチーニ
この中でもハロウィンかぼちゃはジャックオーランタンを作るのに向いているので、作りたいならこちらを買うのが良いでしょう。あくまで観賞用のため花屋に置いてあることもあり、食べるのには向きませんが種が食べられるものもあるようです。また、形がユニークなものも多いため、小型のペポかぼちゃを並べるだけでもハロウィン飾りつけになります。
(*ペポかぼちゃやその他の種類のかぼちゃについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)