チョロギはおせちの縁起物!味は美味しい?栄養・効能や名産地なども紹介!
【管理栄養士監修】チョロギを知っていますか?少し気持ち悪い見た目ですが、関東ではおせち料理縁起物の意味で入っています。今回は、チョロギの栄養素・効能や味や食べ方も紹介します。チョロギの梅酢漬けの作り方・レシピやお菓子も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④血の流れをスムーズにする
チョロギは血管の滞りを治して、血液の流れをスムーズにしてくれるという栄養素も含まれています。実際に秋田県のチョロギ栽培農家の血管年齢を調べてみたところ、10歳近く若いという結果が出ました。血管年齢が若いということは、心筋梗塞などのリスクが減り、健康な体を維持し続けられるというメリットがあります。
それだけでなく、血の流れが良いということは新陳代謝も良くなり、疲労回復や風邪予防など体を健康に保つために良いことばかりです。また、血管年齢が若いと見た目も若く見えるため、アンチエイジング効果も期待できます。
石川桃子
管理栄養士
チョロギはシソ科の植物。根の先端の膨らんだ部分が、私たちが食べる部分で、根の先端は成長により栄養価が高い部分です。なので上記のように身体に嬉しい作用がたくさんあります。
チョロギの食べ方は?味は美味しい?
チョロギはおせち料理で黒豆と一緒に添えてあるか、漬物として利用されるという印象が強く、中々口にする機会はないかもしれません。味や食感はどの様な特徴があるのでしょうか?
チョロギの味・食感
漬物特有のカリッとした食感とチョロギのシャキッとした食感があります。しかし、フランス料理でも使われることが多く、クリーム煮やサラダとしても利用されます。フランス料理で「ジャポネーゼ」と料理があれば必ずといって良いほどチョロギが盛り付けられます。
チョロギは煮ることによって芋のようなほくほくした食感にもなるので、カレーなどにもおすすめです。チョロギ自体に味はありませんが、ゆり根の味に似ているという方も多く、味はそこまで濃いわけではないので、漬物にする際にも自分の好きな味付けで楽しめます。
石川桃子
管理栄養士
チョロギはサイズも形も可愛らしいので、パーティー料理にもワンアクセントになるのでおすすめです。クセがない味なので和洋の煮込み料理などに合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
チョロギは梅酢漬けが定番
チョロギは漬物にされることも多く、その中でも梅酢漬けは長期保存できるということで良く作られます。ここでは梅酢漬けのレシピを紹介するので、家庭菜園でチョロギを育てている方は作ってみてはいかがでしょうか?
【材料(3~4人分)】
・チョロギ200g
・塩小さじ1
・酒大さじ2
・砂糖大さじ2
・梅酢200㏄
【作り方】
1.チョロギを良く洗い、水気を切る
2.鍋に湯を沸かしてチョロギと酒を加えて3分茹でる
3.保存袋にチョロギと塩を入れて混ぜる
4.冷蔵庫で半日~1日おく
5.1日かけてチョロギの塩抜きをする
6.保存袋に砂糖、梅酢、チョロギを入れて空気を抜く
7.冷蔵庫で2日保存する
1日かけてチョロギの塩抜きをする際は、ボウルなどにチョロギが浸かるくらいの水にさらして何度か水を入れ替えながら冷蔵庫に入れましょう。保存袋に入れて冷蔵庫で保存する際は煮沸消毒した瓶を使うのもおすすめです。瓶の方が汁がこぼれる心配などもないので、おしゃれな瓶などに入れておいても良いかもしれません。
チョロギのお菓子もある
チョロギはおせちで黒豆にアクセントの漬物として添えられていることが多いですし、チョロギと言えば漬物という方も多いと思いますが、チョロギのお菓子もあります。チョロギの梅酢漬けはカリカリ梅と同じように食べることができるので、お菓子感覚で食べられますね。