黒にんにくとは?栄養価や味・匂いは?食べる量など注意点も紹介!
【種子にんにく農園監修】黒にんにくの美味しい食べ方を知っていますか?今回は、黒にんにくの美味しい食べ方・アレンジレシピや〈量・タイミング〉なども紹介します。黒にんにくとは何か、味・匂いを普通のにんにくと比較し、栄養価・効能なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 黒にんにくとは?作り方は?
- 黒にんにくはにんにくを熟成させたもの
- 黒にんにくの味・匂いはにんにくとかなり違う!
- 黒にんにくの栄養価・効能は?
- ①Sアリルシステイン
- ②アルギニン
- ③ポリフェノール
- ④GABA
- 黒にんにく食べ方のおすすめは?
- ①そのまま食べても問題ない
- ②トッピングに使う
- ③刻んで材料として混ぜ込む
- ④ペースト・漬け込みで調味料に加工してもOK
- 黒にんにくの食べ方の注意点
- 黒にんにくを食べ過ぎない
- 黒にんにくの1日の適量は1〜3粒程度
- 黒にんにくの美味しいアレンジレシピ7つ!
- ①黒にんにくヨーグルト
- ②ハンバーグの黒にんにく味噌ソース
- ③黒にんにくカレー
- ④黒にんにくサンド
- ⑤黒にんにく醤油
- ⑥黒にんにくのオイルソース
- ⑦黒にんにく入りチョコバナナケーキ
- 黒にんにくを食べてみよう
黒にんにくとは?作り方は?
健康に良いとされている黒にんにくとは、どのようなものでしょうか。普通のにんにくとの違いや作り方、味や匂いなど詳しく説明していきます。
黒にんにくはにんにくを熟成させたもの
黒にんにくとは、通常のにんにくを一定の温度・湿度で1か月程度熟成させたもののことです。通常、にんにくは白っぽい色ですが、熟成させることで色がついてきて最終的に真っ黒へと変化します。この色の変化は、タマネギを炒めることで飴色へと変わるのと同様で、メイラード反応というものです。
(*黒にんにくの作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
種子宏典
種子にんにく農園
黒にんにくはにんにくを「発酵」したものと表現をされる方も多くいらっしゃいますが、酵素が介在する「発酵」とは異なり、メイラード反応は非酵素的な「化学反応」である。
メイラード反応はごくごくありふれたもので、チョコレートやカレー等々多くの素材や料理の中でメイラード反応が用いられ、知らず知らずのうちに我々も普段からその恩恵を享受している。
黒にんにくの味・匂いはにんにくとかなり違う!
通常のにんにくは、強い香りと味が特徴です。調理する際も、手や道具についた匂いはとれにくく、食べた後もなかなか臭いが取れないため好みも分かれます。しかし、黒にんにくは熟成させることにより匂いがほとんどなくなり、味はドライフルーツやプルーンに近いような甘みのあるものへと変化します。
黒にんにくの栄養価・効能は?
黒にんにくの健康効果にはどのようなものがあるのでしょうか。含まれている成分の栄養価や効能を詳しく説明します。
①Sアリルシステイン
にんにくを熟成させて黒にんにくになる過程で、Sアリルシステインという成分が生まれます。これは、アリシンが熟成によって変化したもので通常のにんにくにはありません。黒にんにく特有の栄養成分で、抗酸化作用が強いのが特徴です。
Sアリルシステインの主な効果と効能は、活性酸素の増加を防ぐことによるシワ・シミなどの老化予防、動脈硬化・糖尿病予防、疲労回復などがあります。
②アルギニン
アミノ酸の一種であるアルギニンは、通常のにんにくにも含まれていますが黒にんにくはその3倍も含んでいます。アルギニンの主な効果と効能は、コラーゲン生成、疲労回復、免疫力アップなどがあります。また、血糖値の上昇を抑える働きもあるため、肥満予防など健康だけでなく美容やダイエットなど幅広い効果・効能のある成分です。
③ポリフェノール
ナスやブルーベリーなど色の濃い野菜や果物に多く含まれるポリフェノールですが、黒にんにくは野菜の中でもポリフェノールの含有量はトップクラスです。ポリフェノールの主な効果と効能は、活性酸素除去による老化防止、抗酸化作用による風邪予防、花粉症などのアレルギー改善などがあります。(※1)