プリンが固まらない原因・対処法をゼラチンあり・なし別に！失敗時のリメイクレシピも紹介！

プリンは日本のデザートの定番メニューの一つで、幅広い世代に人気があります。プリンの材料は手に入りやすく簡単に作れるので、手作りプリンを作る人も多いですが、レシピ通りに作っても上手くプリンが固まらないこともあります。今回は、プリンが固まらない理由とその対策や、失敗してしまった際のアレンジレシピなどを紹介します。

自宅で自家製プリンを作った際に、プリンが固まらず失敗してしまい、固まらなかった原因が気になる人も多いでしょう。ここでは、固まらないプリンの原因やその対処法を紹介します。

昔から食べられている基本のプリンは、卵・牛乳・砂糖の3つの食材を使ったデザートです。この3つを混ぜて蒸し器を使って加熱したり、オーブンで蒸し焼きにすることで、卵の成分であるたんぱく質が熱変性して固まるので、プリン独特の美味しい食感が生まれます。

前述した通りプリンは卵のたんぱく質が熱で変性することで固まるため、プリンに火を通す際に加熱時間が足りないと卵は固まりません。

レシピ通りの分量でも、プリンを入れる容器の大きさや容器の種類によっても中まで火が通る時間が変わるため、加熱時間の調節が必要です。短めの加熱時間で一度チェックし、固まっていない場合は土鍋に入れるか湯煎しながら再加熱することをおすすめします。

また、冷たい牛乳を使うと加熱してもプリンの温度が上がりにくく失敗することがあるので、あらかじめ人肌ほどの温度にした牛乳を使うと失敗しにくいです。

卵が固まり始める温度は約60℃～70℃なので、それ以下の温度で加熱しても卵は固まりません。ただし、卵を加熱することだけを考えてあまりに高温で一気に火を通すと、プリンにすが入ってしまい、ボソボソとした美味しくない食感になります。プリンを加熱する際は蒸し器などで適温でゆっくりと火を通すことが美味しく仕上げるポイントです。

蒸し器の使用や湯煎などの定番の加熱方法以外にも、電子レンジやオーブンを使った加熱方法もあり、これらの方法だと蒸し器などに比べて加熱温度が一定に保てるので安心です。

プリンが固まるためには卵がある程度の割合で含まれていることが必要なので、牛乳などの液体物の量が多すぎて卵の割合が少ないと適温で加熱しても固まりません。レシピには卵の個数だけが記載されている場合もありますが、卵の大きさによっても牛乳の量が変わってくるので注意が必要です。

卵と牛乳の割合は2対1が適切で、卵50gに対して牛乳は100ccの割合を目安にすると失敗せずに上手く固められるでしょう。

牛乳と卵が分離してしまった場合にもプリンは固まりません。卵と牛乳はしっかりと混ぜたとしても、その比重の違いから火を通っている間に少しずつ分離してしまいます。

分離の失敗を起こさないためには、早く中心まで火を通すことが大切なので、材料の液体をプリン容器に入れる前に鍋で温めると良いでしょう。卵に少しずつ火が入り、とろみがついたら小分け容器に移し、通常通りの蒸し器などの方法で火にかけます。

ただし、この時に鍋で温めすぎてしまっても失敗の原因になるので、少しとろみがついてきた状態で容器に移すことを心がけてください。このようにすると、しっとりとした食感の美味しいプリンになるのでおすすめです。

昔から知られている卵・牛乳を使った定番のプリン以外に、ゼラチンを使って手作りプリンを作ることも可能ですが、ゼラチン使用のプリンでも固まらない失敗があります。ここでは、その固まらない原因や対処法を紹介します。