ハヤトウリの食べ方・レシピは?アク抜きなど下ごしらえの仕方など紹介!
【野菜ソムリエ監修】ハヤトウリの美味しい食べ方・レシピを知っていますか?今回は、ハヤトウリの味わい・食べ方や食べる前のアク抜きなど下処理法についても紹介します。あまり知られていないハヤトウリの栄養価・効能や旬の時期なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ハヤトウリとは?どんな野菜?
- ハヤトウリの旬・生産地
- ハヤトウリの味わい・食感は?苦い?
- ハヤトウリの栄養価・効能は?
- ①食物繊維
- ②ビタミンC
- ③カリウム
- ④葉酸
- ⑤パントテン酸
- ハヤトウリの食べ方は?生食はNG?
- ハヤトウリは生食できるが下処理が必要
- ハヤトウリのアク抜き・下ごしらえ
- ①皮剥き後に塩もみする
- ②皮むき後に塩茹でする
- ③半分に切って断面を水洗いする
- ハヤトウリのアク抜きをする際の注意点
- ハヤトウリのアク抜きで手が荒れることがある
- ハヤトウリのアク抜き時の対策・対処法
- ハヤトウリの美味しい食べ方・料理レシピ
- ①ハヤトウリの漬物
- ②ハヤトウリとハムのサラダ
- ③ハヤトウリのきんぴら
- ④ハヤトウリのそぼろあんかけ
- ⑤ハヤトウリの肉詰め
- ハヤトウリを美味しく食べよう
ハヤトウリに含まれるカリウムには細胞内の浸透圧のバランスを調整する役割があります。人間は塩に含まれるナトリウムを取りすぎると体内の塩分濃度を正常に保つために水分を体内に貯め込むため、むくみの原因になります。しかし、カリウムを摂取することでこのバランスを調整し不要なナトリウムを排出する効能があるので、むくみ予防に効果的です。
④葉酸
ハヤトウリに含まれる葉酸は健康的な血液を作るために不可欠な栄養素です。葉酸が不足すると体内で作られる赤血球の大きさが正常よりも大きくなってしまい発生する悪性貧血を起こす可能性があります。妊娠中の方や授乳中の方には特に必要な栄養素で、積極的に摂取している女性も多いです。
⑤パントテン酸
パントテン酸はあまり聞き慣れない栄養素ですが、ビタミンCの効果をより高める手助けをしており、ハヤトウリは含有量が多いです。ビタミンCは人間の肌や髪の毛を作るには不可欠な成分ですが、パントテン酸を一緒に取ると、髪の毛に潤いや張りが出て、肌もツヤが出て健康な状態を保つことができます。
(*ハヤトウリの栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
阿部紗織
野菜ソムリエ
100gで20kcalほどと低カロリーです。さらに食物繊維が豊富なので、ダイエットなどカロリーを抑えたい時などに上手に取りいれるとよいですよ。
ハヤトウリの食べ方は?生食はNG?
ハヤトウリはどのように食べると美味しく食べることができるか知っていますか。ここではハヤトウリの生食で食べられるのかなど、ハヤトウリの食べ方について説明します。
ハヤトウリは生食できるが下処理が必要
ハヤトウリには手を荒れさせるほどの強力なアクがあり、そのまま食べると非常に強いえぐみを感じてあまり美味しくありません。ハヤトウリは加熱せずに生のまま食べることはできますが、アク抜きなどの下ごしらえを丁寧に行ってから調理する方が良いでしょう。
ハヤトウリのアク抜き・下ごしらえ
強いアクを持つハヤトウリはアク抜きが不可欠ですが、アク抜きをすることで美味しく食べることができます。ここでは、ハヤトウリの様々なアク抜き方法を紹介します。
①皮剥き後に塩もみする
ハヤトウリの皮を剥いた後に塩もみすることで下ごしらえが可能です。
1.ハヤトウリの皮を剥く
2.適当な大きさに切る
3.塩もみをする
4.しっかりと水で洗い流す
塩もみをするだけでも簡単にハヤトウリのアク抜きをすることができます。この方法であれば時間もかからず加熱処理もしないので、生食の食べ方に適した下ごしらえの方法です。ハヤトウリのシャキシャキをした美味しい歯ごたえもそのまま残すことができます。ハヤトウリの皮は柔らかいので、気にならない場合は皮を剥かなくても良いでしょう。
②皮むき後に塩茹でする
ハヤトウリの皮を剥いた後に塩茹ですると下ごしらえができます。
1. ハヤトウリの皮を剥く
2. 適当な大きさに切る
3. 塩を入れた熱湯で2分茹でる
4. 水洗いする
塩で茹でるアク抜き方法が、最もハヤトウリの苦みを取り除くことができます。苦みやえぐみが苦手な方はこの方法が適していますが、独特の苦みが好きな方は他の下ごしらえの方法がおすすめです。また、ハヤトウリは茹でることで歯ごたえのある食感が感じにくくなるので、調理後の食べ方によって下ごしらえの方法も変えていくと良いでしょう。