レタスの漢字「萵苣」の由来や意味は?名前の語源など豆知識も紹介!
レタスを漢字でどう書くか知っていますか?今回は、レタスを表す漢字「萵苣(ちしゃ)」の由来や意味について紹介します。「レタス」の名前の語源や、レタスから出る乳白色の液体についてなどの豆知識も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
日本で食べられる野菜には漢字表記のものもあれば、通常はカタカナで表記されるものもあります。ここでは、カタカナ表記が一般的な野菜の中で、難読漢字をもつ野菜やその由来を紹介します。
①サニーレタス:赤縮緬萵苣
サニーレタスは葉レタスの1つで、葉が少し赤みがかっているのが特徴です。その見た目から、赤く折れ曲がった葉を持つレタスという意味で、赤縮緬萵苣という漢字で表されることがあります。
②トマト:蕃茄・赤茄子
トマトはナス科ナス属の野菜のため、漢字表記の際も茄子という漢字が使われます。「赤茄子」はトマトの赤色の見た目が由来です。蕃は中国から見て西側の地域を指す言葉で、ヨーロッパを意味し、ヨーロッパ方面から来た茄子ということが由来で「蕃茄」となりました。
(*トマトの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③セロリ:清正人参
セロリはニンジンと同じセリ科の野菜であることから、漢字表記に「人参」の文字が入ります。また、16世紀に初めて朝鮮から日本へセロリを持ち帰った人が加藤清正という名前だったことから、その人の名前を取り「清正人参」という漢字が付けられました。
④ピーマン:甘唐辛子
ピーマンは唐辛子に見た目が似ていますが、これはどちらも同じナス科の野菜であるためです。なお、唐辛子には辛みがありますが、ピーマンは甘みやほんのりと苦みを感じることから「甘唐辛子」と表記されるようになりました。
⑤ブロッコリー:芽花野菜
ブロッコリーはキャベツの変種であり、私たちが食べているのは茎や芽や花の部分です。そういった理由から「芽や花の部分を食べる野菜」という意味を持つ「芽花野菜」と漢字で表記されるようになりました。なお、野菜を椰菜ということもあるため、「芽花椰菜」と表記される場合もあります。
(*ブロッコリーやその他の野菜の漢字表記について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
レタスだけに対する漢字は存在しない
レタスを表す漢字は萵苣であるものの、この漢字はレタス以外にも使われるため、レタスだけに対する漢字は存在しないことが分かりました。レタス以外の野菜にも、その見た目の特徴や日本に伝わってきた経緯が由来となった様々な難読漢字が使われています。普段は見かけない難しい漢字も多いですが、一つの豆知識として話題作りなどに活用してみてください。