シロサバフグに毒性はない?無免許でも捌ける?有毒フグとの見分け方やレシピのおすすめも紹介!
シロサバフグについて知っていますか?今回は、シロサバフグに毒性がないのかや、<旬・味・食感・見た目>などの特徴に加えて、捌くのに免許がいるのかどうかも紹介します。シロサバフグの美味しい食べ方・レシピの他に、似ている有毒フグとの見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- シロサバフグとは?どんな魚?
- シロサバフグ(金ふぐ)には毒性がない
- シロサバフグの見た目の特徴
- シロサバフグの旬の時期・産地
- シロサバフグの味わい・食感
- シロサバフグは免許がなくても捌ける?毒なしだからOK?
- サバフグを捌くのは2020年6月から免許が必要
- シロサバフグの捌き方
- シロサバフグの美味しい食べ方は?
- ①刺身にして食べる
- ②唐揚げにして食べる
- ③鍋や汁物に入れて食べる
- ④干物にして食べる
- シロサバフグを食べる際の注意点は?
- ①ドクサバフグと間違えない
- ②シロサバフグに似たクロサバフグも毒持ち個体がいるので要注意
- ③念の為にシロサバフグの肝臓は食べない
- シロサバフグのレシピのおすすめ
- ①ちゃんこ鍋風
- ②ムニエル
- ③炊き込みご飯
- シロサバフグを食べてみよう
シロサバフグは無毒と言われているものの、毒性のあるドクサバフグと間違える危険があるほか、シロサバフグに似たフグで毒がないとされるクロサバフグも毒を持っていることがあります。自宅で食べるだけの場合でも危険を伴うので、無免許で捌くのは絶対にやめましょう。
シロサバフグの美味しい食べ方は?
シロサバフグはどのようにして食べるのが良いでしょうか。ここではおすすめの食べ方を紹介するので、シロサバフグを食べる時の参考にしてみてください。
①刺身にして食べる
シロサバフグは刺身にして食べられ、肉質が柔らかいのでエビのような食感で、独特の甘みが味わえます。歯応えが物足りないと感じることもあるようですが、トラフグと違い厚切りにして食べられるためトラフグとは違った食感と味わいとなるでしょう。また、昆布締めにすると昆布とフグの出汁が混ざり合ってまろやかな刺身となります。
②唐揚げにして食べる
唐揚げなどの揚げ物にすると、シロサバフグ独特のホクホクとした食感が楽しめ、煮物や刺身などとはまた違った味わいとなります。シロサバフグは水分が多いため、唐揚げにする場合は塩を振ってから一晩寝かせ、水分をしっかりと拭き取ってから揚げると美味しく仕上がります。
③鍋や汁物に入れて食べる
シロサバフグは小型のため、捌いて肝を取り出しそのまま汁物に入れることがあるようです。また、寒い季節に旬を迎えることから寄せ鍋などの鍋物に入れても良い味が出ます。鍋物に入れる場合は身に塩を振って一晩寝かせておきましょう。
④干物にして食べる
シロサバフグの調理法の中でも最も向いているとされる調理法が干物です。シロサバフグは水分が多いため、トラフグなどの他のフグに比べると旨味が弱いと言われています。しかし、干物にして水分を抜くことで旨味が凝縮されて美味しくいただけるほか、フグは高タンパク質であるため栄養も摂れます。
小骨もなく食べやすいのも良い部分で、炊き込みご飯にすると旨味が効いて美味しく食べられるのでおすすめです。
シロサバフグを食べる際の注意点は?
シロサバフグを食べる時にはどのようなことに気をつけたら良いでしょうか。毒がないとはいうものの、フグであるだけに食べる時には心配になる方もいるでしょう。ここではシロサバフグを食べる時の注意点について説明します。
①ドクサバフグと間違えない
前述した通り、シロサバフグとよく似たフグの中にはドクサバフグと呼ばれる毒を持つ魚がいます。ドクサバフグには以下の特徴があるのでしっかり見分けましょう。
・頭から背鰭までに小棘がある
・50センチ前後と大きい
・体高が高い
・尾鰭が全体的に強く内側に丸まっている
上記の画像では一番上がドクサバフグ、一番下がシロサバフグです。ドクサバフグは肝から筋肉まで全て猛毒を持っており、絶対に食べてはいけません。見分け方は、上記以外に尾鰭の切れ込みの深さなどがあるものの、漁業者でも間違えるほどシロサバフグとドクサバフグは似ています。
ドクサバフグとシロサバフグの見分けがつかないなら安易に食べないようにしましょう。