サーターアンダギーの名前の意味とは?沖縄名物ちんすこうとの違いも紹介!

サーターアンダギーとはどんな食べ物か知っていますか?今回は、「サーターアンダギー」の名前の意味や、起源に加えて、ちんすこうとの違いも紹介します。沖縄県の伝統食のひとつであるサーターアンダギーの作り方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. サーターアンダギーとは?名前の意味は?
  2. サーターアンダギーとは沖縄風のドーナツ
  3. サーターアンダギーの意味は「砂糖の天ぷら」
  4. サーターアンダギーの起源は中国
  5. サーターアンダギーとちんすこうの違いは?
  6. ①味わいの違い
  7. ②食感
  8. ③形
  9. サーターアンダギーの作り方は?
  10. 材料
  11. 作り方・レシピ
  12. サーターアンダギーを食べてみよう

サーターアンダギーとは?名前の意味は?

サーターアンダギーという名前を聞くと沖縄を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、サーターアンダギーはどのようなものなのでしょうか。サーターアンダギーの名前の意味や起原について解説します。

サーターアンダギーとは沖縄風のドーナツ

サーターアンダギーは小麦粉と卵、砂糖などのシンプルな材料で作る沖縄風の揚げドーナツです。一般的な手作りドーナツの賞味期限は1日ですが、サーターアンダギーは低温でじっくり揚げるため、保存料を使わないでも賞味期限は約2週間と長めです。

またサーターアンダギーはとても縁起の良い食べ物とされていて、沖縄では大きいサイズのものを結納に持参品として持っていく習慣があります。その際は白砂糖を使ったものを「白」、黒糖を使ったものを「黒」と呼び、これらを一対にして持っていくのが沖縄の習わしです。

サーターアンダギーの意味は「砂糖の天ぷら」

サーターアンダギーのサーターは「砂糖」、アンダは「油」、ギーは「揚げる」で、これらを合わせた言葉であるサーターアンダギーは「砂糖の天ぷら」という意味になります。なお、昔ながらの味わいは現在のプレーン味や黒糖味と称されるものですが、最近では紅芋・かぼちゃ・ごま・シークワーサー・ゴーヤを使った変わった味のものも売られています。

サーターアンダギーの起源は中国

サーターアンダギーは500年ほど前に中国から琉球王国に伝わりました。当時、琉球王朝で働いていた料理人たちが中国に渡り、中国にある「開口笑」という菓子パンのレシピを持ち帰って作ったことがサーターアンダギーの起源になったと伝えられています。

また、当時砂糖は高級品だったので、1970年代ごろまではサーターアンダギーは庶民には手の届かない高級なお菓子でした。

サーターアンダギーとちんすこうの違いは?

沖縄のお菓子としてはサーターアンダギーだけでなくちんすこうも有名ですが、サーターアンダギーとちんすこうの違いは何なのでしょうか。ここでは、両者の違いについて紹介します。

①味わいの違い

サーターアンダギーは小麦粉と卵、砂糖を材料として揚げて作る沖縄風ドーナツですが、ちんすこうは小麦粉・ラード・砂糖などで作った生地を成形して焼いた沖縄の焼き菓子です。サーターアンダギーと違ってちんすこうには卵が使われていませんが、ラードが使われていることで味わいが変わります。

また、ちんすこうはサーターアンダギーと違って揚げていないため、サーターアンダギーに比べるとさっぱりとした味わいに感じる場合が多いでしょう。

②食感

サーターアンダギーは揚げているため外側はさっくりとしていて、中身は密度が詰まっているドーナツに近い食感です。一方のちんすこうは、焼いて作っているためクッキーに近い食感で、ほろほろと崩れやすく口の中で溶けていくような口当たりが特徴的です。

③形

サーターアンダギーは丸くて花が咲いたような割れ目があるのが特徴です。この割れ目がきれいにつかないサーターアンダギーは、失敗品だと言われています。これに対してちんすこうは長方形の形をしていてイギリスのお菓子のショートブレッドのような形をしているので形は全く違います。

ただし、ちんすこうもサーターアンダギーと同じように表面に割れ目がでたら上手に焼けたしるしだと言われているそうです。

(*ちんすこうについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

沖縄菓子「ちんすこう」とは?名前の意味・由来は?作り方・レシピも紹介!

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