にんにくは冷凍保存できる？賞味期限の目安は？解凍法や活用レシピのおすすめを紹介！

にんにくは皮付きのまま常温で保存するか冷蔵保存するイメージが強いことでしょう。しかし、他の食材と同じように冷凍できれば日持ちする期間を延ばせそうです。ここでは、にんにくが冷凍保存できるのかについて説明します。

使いきれないにんにくを長期保存したいなら、冷凍するのがおすすめです。にんにくは正しい方法で冷凍保存すれば、風味を損なうこともありません。にんにくの風味を保ちながら冷凍保存する方法については、次章以降で詳述します。

にんにくは丸ごと調理するよりも、料理の薬味として使う方が多い食材です。そのため、にんにくの風味を生かせる冷凍保存の方法を実践する必要があります。ここでは、にんにくを冷凍保存する際のポイントを3つ紹介します。

にんにくを冷凍保存する際には、使いやすい分量に小分けしておきましょう。これは、まとめて冷凍したにんにくの一部しか使わず、残りを再冷凍する事態を避けるためです。

食材を冷凍すると、内部に含まれている水分が氷になる過程で膨張します。それが原因で細胞壁が壊れると、食感や旨味が損なわれてしまうのです。再冷凍はその過程をくり返すことになるので、よりにんにくの風味を損ねてしまいます。

にんにくを冷凍する際には、小分けにしてラップで包んでから、ジッパー付き保存袋に入れて保存します。このように密閉することで、空気に触れないようにすることが大切なポイントです。空気に触れていると、にんにくが乾燥や酸化を起こして冷凍焼けを起こしてしまう上に、他の食材に臭いが移ってしまいます。

にんにくを風味を残して長期保存したいなら、急速冷凍するようにしましょう。前述した通り、にんにくを冷凍すると内部に含まれている水分が氷になる過程で膨張して細胞壁が壊れますが、この氷の結晶は-5℃から-1℃の温度帯で最も大きくなります。

急速冷凍することで、この温度帯に留まる時間を減らすことが出来るため、細胞壁の破壊を最小限に防いで風味が落ちにくくなるでしょう。急速冷凍は冷蔵庫の急速冷凍機能を活用して行えますが、機能が無い場合は金属バットの上にジッパー付き保存袋を置きさらにその上に保冷剤を置くことで素早く冷凍することができます。

にんにくは丸ごと使う調理も多く、冷凍しても芯まで凍ることはないので、そのまま冷凍したいと考える人もいることでしょう。ここでは、にんにくを丸ごと冷凍保存する方法を2つ紹介します。