「銀シャリ」の名前の意味・由来とは?ご飯「シャリ」の語源や白米との違いも紹介!
銀シャリとは何か知っていますか?銀シャリという言葉を何気なく使っていても、その意味を知らない人は多いかもしれません。今回は、「銀シャリ」の名前の由来や、「シャリ」の語源・由来なども紹介します。銀シャリと白米の違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
銀シャリとは?
時折ご飯のことを銀シャリと呼ぶことがありますが、正確な言葉の意味を説明するよう求められると、悩む人もいそうです。ここでは、銀シャリとは何かについて説明します。
銀シャリとは精米を炊いたご飯
銀シャリとは、精米を炊いたばかりのご飯の呼称の一つです。近年は酢飯をシャリと呼ぶ呼び方が定着しつつあるため、シャリという言葉からご飯を連想する方も多いでしょう。なお、銀シャリと白米では意味が異なるのですが、これについては後述します。
「銀シャリ」の名前の由来
炊き上がりのご飯を銀シャリと呼ぶようになったのは、大正時代から昭和初期の間といわれています。当時は白米が高級品で、炊き上がった時に見られる米のツヤが銀色に見え、それをほめたたえる意味で使われるようになったようです。
「シャリ」の語源・由来は?
シャリの語源は諸説あるとされていますが、仏教と関りが深いことで知られます。ここでは、シャリの語源と由来に関する説を2つ紹介します。
説①サンスクリット語
シャリの語源に関しては、サンスクリット語で遺骨を意味するシャラーリが由来とする説があります。サンスクリット語とはインドから南アジア、東南アジアで使われていた古代語です。白米の形状が、遺体を火葬した後に残る粒上の遺骨と似ていることが名前の語源になった理由と考えられています。
説②仏舎利
シャリの語源が仏舎利とする説もあり、この仏舎利とはお釈迦様の遺骨を意味する仏教用語です。米粒の形状がお釈迦様の遺骨に似ていることが理由で、日本の僧侶が仏舎利を見て帰国した後、隠語として使うようになったのが始まりとされています。
現代では「シャリ」を寿司屋で使われている
現代では寿司業界で、シャリという言葉が多用されています。そもそもシャリは寿司業界で、酢飯をさす隠語でした。しかし近年は一般大衆にまでこの隠語が浸透し、酢飯をシャリと呼ぶのが一般的となっています。
(*ご飯を「シャリ」という理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)