古米とは?新米と違いある?美味しい炊き方・食べ方や食以外に活用する方法も解説!
古米はどんなお米か知っていますか?新米と違いはあるのでしょうか?今回は、古米と新米の味わい・食感など違いや、美味しい炊き方・食べ方を紹介します。〈寄付・処分〉など、食べない古米の使い道・活用方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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古米って何?新米と違いは?
新米の時期になると、スーパーなどの店頭で古米が販売されることがあります。しかし自宅で新米と古米を並べても、その違いに気が付かない人もいることでしょう。ここでは、古米とは何か、新米とはどう違うのかを説明します。
古米は収穫して1年以上経過した米を指す
古米とは、収穫して1年以上経過した米を指しますが、その基準は農林水産省が規定しています。農林水産省は、11月1日から翌年の10月31日までの1年を米穀年度と定めており、それより1年以上経過したものが古米です。
古米の他に「古古米」などもある
農林水産省は新米や古米だけでなく、収穫からの経過年数がわかるように、古古米などの名称も用意しています。古古米以外にも古古古米、古古古古米などの名称もあり、新米などと混ぜ、ブレンド米として販売することもあります。
古米と新米の違いとは?いつまで古米?
古米の定義は前述しましたが、新米とは収穫年度以外にも違いがあります。ここでは、古米と新米の違いとは何か、いつまで古米と分類されるのかについて詳述します。
古米と新米を分ける定義は不明確
いつまで新米でいつから古米なのかを見分けるポイントには、以下のものがあります。
・触った時に手につくのが新米、つかないのが古米
・米粒を割った時にキレイに割れるのが新米、周囲が崩れるのが古米
・炊いた時に粘りがあるのが新米で、硬めになるのが古米
上記の違いが生まれるのは、新米と古米では内包する水分量が異なるからです。新米からみずみずしさのもとである水分が失われ、乾燥した状態になった米は古米と考えられます。
農林水産省が定めている日本農林規格等に関する法律(JAS法)において、新米は収穫した年の12月31日までに精米し包装された商品と定義しています。そのため、収穫した翌年には新米とは言い切れない実情がありますが、新米でなくなっても古米の定義とは合致しないのでその定義は不明確です。
古米と新米で味わい・食感には違いが出る
炊いた新米は水分があるので柔らかくて粘り気があり、控えめな甘さでさっぱりとしているので、美味しく食べられます。一方の炊いた古米は粘り気がなくて硬く、独特の臭いがするため、まずいと感じる人も少なくありません。さらに新米と同じ分量を炊いた時に、古米は2~3倍に膨れる点も違います。
Twitterの口コミ
食べ物にこだわらなくなって久しいけど、この間親父と一緒にアキバの洋食屋で飯食った時、親父が「この店、古米を使ってる。見てみ、米が割れてる」と言われ、たしかに見た目も味も古米で「せめて、これぐらいは気を付けよう」と思った。
古米を美味しく食べる方法はある?
古米にも新米にはないメリットがあるため、その良さを引き出すことで美味しく炊き上げることが可能です。ここでは、古米を美味しく食べる方法を紹介します。
①古米を美味しい炊き方
古米を美味しく炊くには以下のポイントを守って炊くのがおすすめです。
・米を水の濁りがなくなるまで、しっかり研ぐ
・古米を炊く時に少し油を加える
・古米を炊く時に昆布や料理酒を加える
・古米の1割程度、もち米を加えて炊く
上記のポイントを実践すると水分の少ない古米特有の臭みが消え、ツヤや粘りが出るので、新米の炊き上がりに近づきます。古米独特のパサパサ復活にもつながるので、ぜひ試してみてください。