ハマダイコンとは?普通の大根と違いは?根・実の食べ方や花の活用法も解説!
【野菜ソムリエ監修】ハマダイコンとはどんな野菜か知っていますか?普通の大根と違いはあるのでしょうか?今回は、ハマダイコンの〈根・葉・花・実〉で部位別に旬や味わい・食べ方など紹介します。ハマダイコンの部位別のレシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ハマダイコンとは?大根と同じ?
ハマダイコンとはあまり聞いたことのない人も多いでしょうが、よくスーパーなどで見かける大根とは違うのでしょうか?その違いを説明していきます。
ハマダイコンは大根とは違う品種
かつては大根とハマダイコンは同じ品種で大根が野生化したものと言われていましたが、近年の研究によって大根とは別物の品種ということが明らかになりました。しかし、どちらもアブラナ科ダイコン属で全くの別物というわけでもありません。学名は、ハツカダイコンに近い大根という意味の「Raphanus sativus var.raphanistroides」とつけられています。
(*大根の種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ハマダイコンの生息地・生態
ハマダイコンは「浜大根」と書かれるように、海岸沿いなど浜辺に自生している野草です。道端など砂地に広く分布しており、日本各地の日当たりのよい場所でよく見かけるでしょう。これは普通の大根が栄養を蓄える畑の土で育つのに対して、ハマダイコンは水はけがよく乾燥した場所で育つという特徴があるからです。
滋賀県琵琶湖の周辺にはハマダイコンがたくさん自生しており、花が咲くシーズンになると観光スポットとしても有名です。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ハマダイコンと聞くと、太くて大きい大根を想像しますが、実際は細長くて小ぶりなものが多く見られます。ただし自生しているハマダイコンは、畑で栽培された農作物と違い、群生する場所によって個体差が大きいです。
ハマダイコンの栄養価・効能
ハマダイコンには以下のような栄養価が含まれています。
・鉄
・カルシウム
・ビタミンA
・ビタミンC
・食物繊維
ビタミンAは鼻やのどなど粘膜を守ってくれたり、目の働きを助けたりする成分です。この他、ビタミンCと共に強い抗酸化力を発揮しがん予防や老化防止、美肌効果も期待でき女性には嬉しい成分です。
また、不足しがちな鉄分やカルシウムも補給でき、食物繊維には腸内環境を整える作用もあります。ハマダイコンは、野草でありながら栄養面で優れた野菜と言えるでしょう。
ハマダイコンの根・葉
大根と同じようにハマダイコンの根や葉っぱは食べられるのでしょうか?食べ方や味わいを口コミをもとに解説していきます。
ハマダイコンの根・葉の旬
ハマダイコンの根は普通の大根のように太く立派なものではなく、細いものがほとんどです。その旬は12月から2月に迎え、その時期のハマダイコンを逃すと中心の部分が固くなり、とうがたちます。
葉っぱは大根のように食用に適しており、11月くらいの若い葉を摘んで食べるとよいでしょう。旬の時期をのがすと、固く葉の表面に細かい毛がはえ食べると口当たりが悪くなります。
ハマダイコンの根・葉の味わいや食べ方
ハマダイコンの根は固く繊維質なのでそのまま食べるには不向きです。大根おろしにするなどして食べると辛みがいいアクセントになって薬味として料理を引き立たせてくれるでしょう。旬のタイミングを逸すると質がどんどん落ちていくので、見つけたら早めに収穫することをおすすめします。
ハマダイコンの葉っぱはお浸しや炒め物など幅広く調理が可能ですが、小さな棘があるので注意が必要です。また小さな虫や幼虫がついていることもあるので、調理する前にはよく水で洗いましょう。
Twitterの口コミ
再び➰😅
お邪魔します〰️
今日はハマダイコンを採ってきました
ハマダイコンのキンピラです
今が収穫期
歯触り食感コリコリ
美味しいですよ😋
葉っぱはおひたし
これもいけますね😋
ハマダイコンは海岸の砂地に多く自生
大根が野生化したものだそうです❗
#今日の晩の一品