花見団子の3色に込められた意味とは?歴史・由来〜作り方レシピまで紹介!
花見団子はどんな団子か知っていますか?なぜ花見に食べるのでしょうか?今回は、花見団子の歴史・由来や味わいのほか、〈白・ピンク・緑〉に込められた意味と順番が表現する意味について紹介します。花見団子の作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
花見団子には、雪解けの大地を表現しているとする説があります。1番上のピンクは空に登る太陽、真ん中の白は地面に少し残る雪、1番下の緑は残雪の下に芽吹く新緑を意味し、春を感じさせる情景を3色団子で表現しています。
説②桜が咲く様子を表現している説
花見団子の3色の順番は、上からピンク・白・緑の順に桜の花が咲く様子を表しています。桜の木につぼみがついた状態がピンク、満開を迎えた状態が白、散った後の葉桜が緑です。桜の花が咲く様子を表現した花見団子を、満開の桜の下で食べていると考えると、お花見がより風情のあるものに感じられるのではないでしょうか。
花見団子の作り方・レシピ
花見団子は和菓子屋やスーパーなどで購入することができますが、自宅で作ることもできます。ここでは、誰でも簡単に作ることのできる花見団子のレシピを紹介します。
材料
(4本分)
・上新粉:70g
・ぬるま湯:90ml
・砂糖:30g
・よもぎパウダー:小さじ1
・紅麹パウダー:小さじ1/2
作り方・レシピ
花見団子の基本的なレシピは、以下の通りです。
【手順】
① よもぎパウダーと紅麹パウダーを水で溶く
② ボウルに上新粉・ぬるま湯・砂糖を加え、よく混ぜる
③ ②をこして、ダマをなくす
④ 蒸し器にしっかり絞った濡れ布巾を敷き、③を流し入れる
⑤ 鍋でお湯を沸騰させ、④を乗せて約15分間強火で蒸す
⑥ 蒸し器から取り出し、布巾の中で強くこねる
⑦ こしが出てきたら3等分にし、そのうち2つは①で着色する
⑧ 手に水をつけ、それぞれの色ごとに4等分にして丸める
⑨ 水で濡らしておいた串に緑・白・ピンクの順に刺す
ピンクや緑の着色によもぎパウダーと紅麹パウダーを使用していますが、抹茶や桜パウダーなどで代用することもできます。また、蒸す時間は約15分ですが、十分に火が通って軽く透き通った状態が蒸し器から取り出す目安となります。
また、手作りだからこそできることが、アレンジです。団子の間に好みのフルーツなどを挟むと、よりカラフルになるとともに子どもからも喜ばれるのでおすすめです。
花見団子を食べてみよう!
豊臣秀吉が誕生のきっかけをもたらしたとされている花見団子には、3色であることや串に刺さった順番に様々な意味が込められていると分かりました。花見団子の美味しさや桜の美しさだけでなく、花見団子に込められた意味も感じながらお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。