おじやと雑炊の違いとは?方言?名前の語源・作り方など特徴を比較して紹介!
おじやと雑炊の違いを知っていますか?お腹にやさしいイメージのある料理ですが、今回は、おじやと雑炊の〈名前の語源・味付け・作り方〉など特徴を比較して、違いを紹介します。おじやと似た料理〈おかゆ・リゾット〉との違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
おじやはどんな料理?
風邪を引いた時や食欲がない時などに食べることの多いおじやですが、どのような特徴を持った料理なのでしょうか。まずは、おじやの語源や特徴について紹介します。
名前の語源・由来
おじやは、ものが煮える様子をあらわす「ジャー」や「じやじや」などの音が語源になっていると言われています。その擬音語に女房詞の「お」を付け、おじやと呼ばれるようになったようです。
一方でスペインの「オジャ」と呼ばれる煮込み料理がおじやの語源であると言われたり、各地の方言であるとも言われており、おじやの名前の由来にはいくつかの説があります。なお、おじやがどの地域の方言なのかは明らかでなく、ほぼ全国区でおじやの呼び方が使われています。
おじやの特徴
おじやは、炊いたご飯を洗わずに鍋に入れて煮込み、醤油や味噌などで味付けするのが一般的です。また、汁気をあまり残さず、ねっとりとした食感に仕上げる点もおじやの特徴でしょう。ご飯をよく煮込むことで食べやすくなり、栄養素の消化や吸収が良くなるなどのメリットもあります。
雑炊はどんな料理?
一方で、雑炊にはどのような特徴があるのでしょうか。次は、雑炊の語源や特徴について見ていきましょう。
名前の語源・由来
雑炊は、ご飯に水を足して炊くことから「増水」が語源だと言われています。昔はご飯と水だけで作っていましたが、さまざまな具材を入れるようになったことで「雑炊」と呼ばれるようになったようです。
雑炊の特徴
雑炊は、炊いたご飯を水で洗って粘り気を取ってから煮込むため、サラリとした食感が特徴です。野菜や魚介類、肉類などを一緒に煮込むことも多く、ネギや生姜などの薬味もよく使われます。また、あまり煮詰めずにご飯の食感や汁気を残すのも雑炊の特徴です。
おじやと雑炊の違いは?
おじやと雑炊は同じもののように見えますが、どのような違いがあるのでしょうか。味付けや具材、作り方などから、おじやと雑炊の違いを見ていきましょう。
おじやと雑炊に明確な違いはなく地域で区別の仕方が違う
おじやと雑炊には明確な違いはなく、辞書の上では同じものとして扱われています。おじやは雑炊の女性語や方言だと考えられていますが、地域や家庭によっては味付けや作り方などでおじやと雑炊を区別しているようです。