おじやと雑炊の違いとは?方言?名前の語源・作り方など特徴を比較して紹介!
おじやと雑炊の違いを知っていますか?お腹にやさしいイメージのある料理ですが、今回は、おじやと雑炊の〈名前の語源・味付け・作り方〉など特徴を比較して、違いを紹介します。おじやと似た料理〈おかゆ・リゾット〉との違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
地域によっては、醤油や味噌を使って濃く味付けしたものをおじやと呼び、塩味や出汁汁で仕上げた薄味のものを雑炊と呼んでいます。また、ご飯と具材を初めから一緒に煮込むものをおじや、鍋やスープの残りにご飯を後入れして煮るものを雑炊と呼んで区別することもあります。
区別の仕方②ご飯を洗うかどうか
おじやと雑炊は両方とも炊いたご飯を煮込みますが、おじやの場合はご飯をそのまま煮込み、雑炊の場合は煮込む前にご飯を水で洗います。ご飯を水で洗うとぬめりが取れるため、雑炊はさらりとした食感に仕上がります。一方、おじやのようにご飯をそのまま煮込むととろみが強くなるのが特徴です。
区別の仕方③調理法・作り方
ご飯の煮込み時間など、作り方によっておじやと雑炊を区別することもあります。おじやは、汁気がほとんどなくなるまでよく煮込み、とろみのある状態に仕上げます。一方で雑炊は、あまり煮込まずに汁気を多く残す傾向にあるのが特徴です。
おじやと「おかゆ・リゾット」との違いは?
おじやとよく似た特徴を持つ料理には、雑炊の他におかゆやリゾットもあります。次は、おじやとおかゆやリゾットの違いについて見ていきましょう。
おかゆとは
おじやの場合は炊いたご飯を煮込みますが、おかゆは生米の状態から炊き上げる料理です。おかゆを炊く際は通常の炊飯より水分量を増やすため、柔らかく汁気のある状態に仕上がります。なお、おかゆは煮込む時の水分量の違いで全がゆ・七分がゆ・五分がゆ・三分がゆに分かれますが、全がゆはご飯の5倍の量の水で炊いたもので最も水分量が少ない方法です。
リゾットとは
リゾットはイタリア発祥の料理で、生米をオリーブオイルなどで炒めてから水分を足して柔らかく仕上げていきます。おじやとの違いは、生米を炒めて作ることや、油を多く使うところでしょう。また、リゾットは味付けにトマトソースやチーズなどが使われることも多くあります。
おじやと雑炊に明確な違いはない!
おじやは方言などの影響で雑炊の呼び方が変わったものであり、おじやと雑炊には明確な違いはありません。しかし、地域や家庭によっておじやと雑炊の区別の仕方が異なるので、今回紹介した区別方法を参考にしてみて下さい。