食パンの「角食」と「山食」の違い・使い分けとは?実は方言って知ってた?
角食と山食とは何か知っていますか?北海道など特定の地域で使い分けられる方言です。今回は、角食と山食の違いを〈形・由来・焼き方・味わい〉など特徴で比較して紹介します。角食と山食の食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
角食って知ってる?山食の違いとは?
食パンブームでもあり専門店も増えていることから、「角食」や「山食」という言葉に馴染みがでてきた方も多いのではないでしょうか。ここでは角食と山食の違い・味・食感・どこの地域の方言なのかを説明します。
「角食」と「山食」の一番の違いは食パンの形
食パンの形には大きく分けて2種類あり、四角い型にパン生地を入れ蓋をして焼いたものを角型食パンといい、通称「角食」と呼びます。また、蓋をせずに焼いたものを山形食パンといい、通称「山食」と呼び、いずれもパン業界では普通に使われている呼び名です。最近ではスーパーやパン屋にも多く見かけるようになり、呼び方も珍しくはなくなりました。
「角食」と「山食」を使い分ける地域とは?
食パンのことを「角食」と呼ぶ呼び方は、実は北海道だけの独特な方言です。これを「北海道方言」と呼んでいるそうですが、なぜその方言になったのかはわかっていません。また、関西、特に兵庫では食パン専門店も増え、全国の食パン消費量がトップレベルでもあることから「角食」「山食」と日常的に使い分ける方も増えています。
角食はどんな特徴の食パン?
北海道を超えて全国的にも人気の高い角食ですが、もともと1種類しかなかった食パンは、どのようにして2種類の形が誕生したのでしょうか。角食の由来・食材や焼き方のほか、味わい・食感など角食の魅力を詳しく説明します。
角食の由来
角食はアメリカが発祥で、プルマン社が製造した寝台列車の食堂車から生まれました。パンを焼く際に、寝台列車にあるオーブンが小さかった為、蓋をして焼かれたとされています。当時は、四角い食パンは珍しく注目を浴びることとなり「プルマンブレッド」と親しまれました。また、大量生産に向いていた為、効率性の良い機械化の進化と共に広まったようです。
角食の材料と焼き方
角食の材料は、昔は日持ちさせるため油脂を使用しており、今でも角食は砂糖・バター・牛乳などを贅沢に使用して作られています。角食の焼き方は、蓋をして蒸して焼き上げるため、山食の分量で焼くと蓋をして焼いた時に外れてしまうこともあるようです。その際は、分量を調整して作ることをおすすめします。
角食の味わい・食感
角食は、砂糖・バター・牛乳をふんだんに使用していることから、甘い味わいとなっています。食感は、蓋をして焼き上げているので水分を逃がすことなく、気泡も小さいので舌触りも滑らかなのが特徴です。中の生地の密度も高くしっかり詰まっているので、モチモチかつしっとりした食感が味わえます。パンの耳は中の生地よりかは少し硬めな食感です。
Twitterの口コミ
【角食LABO】札幌市東区
夕方だとメープルレーズン食パンはやはり売り切れでした💦
だから普通に食パン
けどねぇ〜😚
✅かなりもっちりモチモチ
✅耳のほんのり塩加減がバターと良く合う
✅1.5斤で300円
かなり最高だよっ😍
#なまら北海道
Twitterの口コミ
昨日買った食パンの食べ比べ。左が国産小麦ゆめちからの角食。右が北米産小麦のプルマン。角食はしっとりやわらか、プルマンはふんわりもちもちといった感じ。角食が一番人気らしいけど、どちらも耳がしっかりして美味しい食パン。
角食の食べ方のおすすめ
角食は蓋をして焼き上げているため、蒸気が閉じ込められ柔らかくしっとりとした食感が特徴です。焼き上がった初日はそのまま食べて、2日目以降はしっとりした食パンをたくさんの野菜や鶏肉などで色とりどりのサンドイッチとして挟んで楽しむのもいいかもしれません。好きなジャムをたっぷり塗って食べるのもおすすめです。