菜の花の旬はいつ?開花時期・季節や栄養価は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】菜の花という野菜を知っていますか?旬や開花時期はいつでしょうか?今回は、菜の花の旬の時期・季節や、主産地・生産量のほか、栄養価や選び方まで紹介します。菜の花の保存方法・期間や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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菜の花とは?
まだ寒さが残る初春の頃から畑などで咲き乱れているのを見かけ始め、春の季節の訪れを感じるのが菜の花です。鮮やかな黄色の花が美しく野菜として食べることもできる植物ですがどのような花なのか、菜の花の特徴について解説します。
菜の花はアブラナ科アブラナ属の花を指す
菜の花はなばなや花菜とも呼ばれることがあり、アブラナ科アブラナ属に分類されています。食用で食べられているものは菜の花の花芽の部分ですが、菜の花には様々な種類があり菜種油を採取するための品種もあります。菜の花以外にもブロッコリーやカリフラワー、キャベツや青梗菜も同じアブラナ科の植物です。
野菜「アブラナ」の別名としても用いられる
菜の花とは特定の品種の名称ではなくアブラナ科アブラナ属の総称で、この種類の植物は似たような黄色い花を付けることが多いです。食用にされる代表的な品種にアブラナやセイヨウアブラナがあり、菜の花の別名として用いられることがあります。アブラナは若い葉と茎と蕾、セイヨウアブラナは若い葉と茎を食べ菜種油にも使われるのが一般的です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
種子が菜種油の原料にされるのはアブラナとキャベツの交雑種で「洋種ナタネ」とも呼ばれています。
菜の花の旬・開花時期はいつ?
春の季節の花としてのイメージが強い菜の花ですが、旬や開花時期はいつなのでしょうか。菜の花が栽培されている地域や主産地とともに、詳しく解説します。
菜の花の旬の時期
菜の花の旬の季節は春で、2~3月が収穫のピークで最も美味しい状態になり市場に出回ります。中には早いものだと11月から出回るものもあり、京都のブランド野菜である伏見寒咲花菜(ふしみかんざきはなな)と呼ばれる菜の花は12月頃から出荷されています。
菜の花の開花時期は地域によって違う
菜の花は日本各地で咲く花で開花の時期は基本的に2月~3月の春の季節ですが、地域によって違いがあります。温暖な気候である九州では1月頃から開花が始まり、暖かくなるのが遅い北海道では5月頃まで菜の花を見ることができるでしょう。
菜の花の主産地
菜の花の主産地は以下のような地域になります。
1位 千葉県
2位 徳島県
3位 香川県
菜の花は日本各地で栽培され、千葉県の南房総で最も多く生産されています。千葉産の菜の花は全国シェアの40%近くを占め、東京で販売されているものに限れば60%に上ります。次いで徳島県や香川県など四国地方での生産量が多く、高知県でも菜の花の栽培が盛んです。
菜の花の選び方や栄養価は?
旬の時期は食材を最も美味しく食べることができますが、旬の期間は2月~3月ととても短く選び方にもポイントがあります。次は新鮮な菜の花を選ぶポイントや、菜の花の持つ栄養価について詳しく紹介するので参考にして下さい。