時鮭(ときしらず)とは?鮭児(ケイジ)と違いある?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
時鮭はどんな鮭か知っていますか?読み方は「ときしらず」と言います。今回は、時鮭の〈旬・値段・味わい〉など特徴を、〈鮭児(ケイジ)〉など他の鮭と違いを比較して紹介します。〈刺身・塩焼き〉など、時鮭の食べ方・刺身のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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時鮭とは?どんな鮭?
時鮭の名前はあまり聞き馴染みがなく読めない方や、見たことがない方も多いかもしれませんが鮭の仲間です。ここでは、時鮭の読み方やどんな特徴がある鮭なのかを見ていきましょう。
時鮭の読み方は「ときしらず」
時鮭は「ときしらず」と読み、「時不知」と書くこともあります。普通の鮭の旬は秋で、秋鮭とも呼ばれますが、時鮭は春に獲れる季節外れの鮭です。普通の鮭の場合は、川で孵化したあと海へ出て4年ほど過ごし、生まれた川に戻って来たところを獲ります。
時鮭はロシアのアムール川で生まれて海に出てからは、春頃に北海道沿岸を回遊してきたところを定置網で獲ります。産卵期になっていないため年齢が若いところが特徴で、定置網でもたくさんは獲れない珍しい鮭です。遠洋ものも多く出回っていますが、北海道で獲れるものは数が少なく流通量も限られています。
時鮭は北海道で取れる鮭の1種
前述したとおり時鮭は北海道で取れる鮭の一種ですが、北海道では以下のような種類の鮭が取れます。
・時鮭(トキシラズ)
・秋鮭(アキサケ)
・目近(メヂカ)
・鮭児(ケイジ)
時鮭の旬は5~7月で、通販サイトで確認すると1切れの値段は1,000円前後が相場のようです。一方秋鮭はスーパーなどで一番よく出回っている鮭で、川を遡上してくる9~11月にかけてが旬の時期で、最もよく獲れます。こちらも通販サイトで確認すると1切れの値段の平均は300円前後です。
目近とは、本州の川に帰る途中の鮭が北海道沿岸で獲れる若い鮭のことで、皮が薄くて脂のりが良く1切れの値段は500円前後します。ほか、鮭児は1万匹に1匹の確率でしか獲れない幻の鮭とも呼ばれている若鮭です。鮭児の旬は11月上旬~中旬頃で、その値段は1匹7万円~10万円ほどになることもあるそうです。
時鮭と他の鮭との違いは?
時鮭は鮭の一種であることには違いありませんが、他の鮭との違いはどこにあるのでしょうか。ここでは時鮭と他の鮭との違いについて解説してきます。
時鮭の特徴は脂のノリ
冬の海を回遊してきた時鮭は、脂肪をたくわえ丸々と太っています。春はまだ産卵準備をする期間ではないために、卵巣や白子に栄養を取られておらず、身全体に栄養が行き渡っている上に脂の乗りが良いのが特徴です。特に、内臓周りのハラスと呼ばれる部分には、普通の鮭の3倍以上の脂がのっていることもあります。
Twitterの口コミ
初めて、時不知を食べたけど丁度良く脂がのっていて美味しいー。刺身と焼いたので食べたけど、焼いた方が美味しかった。しかし、一切れ1,200円はお土産だから出せる価格ね💦酢飯にして、とろろ春菊、蕪の浅漬けと食べた😋
Twitterの口コミ
昨日食った時鮭マジでうまかったな。後3切れもあるし、楽しさいっぱい
時鮭と鮭児(ケイジ)の違いは?
時鮭と鮭児はどちらも鮭の種類は同じで、鮭児もアムール川で生まれた鮭だと言われています。鮭児も北海道沿岸でエサを求めて回遊しているうちに、日本の川を他の個体と一緒に遡上してしまったという説が有力ですが、はっきりとした理由は分かっていません。
どちらも脂乗りが非常に良く珍しい鮭ですが、一番の違いは獲れる時期で、時鮭は春から初夏にかけて獲れ、鮭児は秋から冬にかけて獲れます。鮭児も若いですが、サイズ感は時鮭に比べて小ぶりです。
時鮭の食べ方のおすすめ
鮭には定番の美味しい食べ方がたくさんありますが、時鮭はどうやって食べると美味しいのでしょうか。時鮭の食べ方のおすすめと調理法について紹介します。