高級魚イシモチとは?味はまずい?旬の時期・産地や食べ方など紹介!
イシモチはどんな魚か知っていますか?日本では昔から親しまれ食されている魚です。今回は、イシモチの〈旬・産地〉〈味わい〉など特徴や、ニベとの違い・見分け方も紹介します。ここでは、イシモチの捌き方や食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
【イシモチ】
・背に斑点がない
・白や銀白色
・生きている間は七色の光沢がある
・沖釣りで良く釣れる
【ニベ】
・背に暗黒色の斑紋がある
・堤防から良く釣れる
ニベはイシモチと同様にスズキ目の魚で大きさは50センチほどあり、大きいと100センチまで成長します。イシモチは体の色が銀白色であるのに対して、ニベは体の表面に暗黒色の斑紋が多くあります。またニベは外洋に面した浅瀬でよく見られ、イシモチは内湾の沖に多いのが特徴です。
イシモチの捌き方は?
イシモチの捌き方は他の魚と基本手順はほとんど変わりません。手順をしっかり守ることで、3枚卸しが簡単に出来ます。
【やり方】
1、ばらびきで鱗を引き、残った鱗は包丁で丁寧に引く
2、胸ヒレに斜めに包丁を入れて中骨を切り頭を落とす
3、切り落とした部分から腹ビレにかけて腹を開く
4、刃先でハラワタをかき出す
5、血合いに包丁を入れ、鱗と腹の血合いを水洗いして血抜きをしたのち水気を拭く
6、尾を左にして腹から中骨に沿って包丁を入れる
7、反転させ背から中骨に沿って包丁を入れる
8、繋がっている尾の部分に包丁を差し入れ、片身を切り離す
9、身に沿って包丁を入れ腹骨をすき、皮一枚のところで包丁を立てて切る
イシモチは皮にヌメリや臭みが多くあるため、鱗を丁寧に落としましょう。また、身の臭みを取るために血合い骨周りの血液を綺麗に洗い流し、血抜きをします。そうすることで身や皮の臭みがしっかり取れ、美味しく食べられます。
イシモチの食べ方・料理レシピのおすすめは?
イシモチはとてもデリケートで鮮度落ちがしやすい魚ですが、身は白く綺麗で上品な旨みもあり美味しい魚です。ここではイシモチのおすすめのレシピを紹介していきます。
(*イシモチの食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
①イシモチの刺身
イシモチの刺身は皮を炙ると香ばしさが加わり、格段に美味しく仕上がります。バーナーで皮目を炙ってから刺身に切り分けると良いでしょう。なお、刺身で美味しく食べるためには前述した通り活締めした上でしっかり血抜きなどの処理を施すことが大切です。
↓詳しい手順、作り方はこちら↓
②イシモチの姿揚げ
皮目が薄いイシモチは、素揚げにするとパリパリとした食感が楽しめる料理になります。調理法は大量の油で揚げるのではなく、少量の油をかけながらじっくり揚げる中華料理の技法で行うと良いそうです。そうすることで身はふっくらとして、皮は香ばしくパリパリとした食感の絶品に仕上がります。