たけのこ芋とは?あく抜きなど下ごしらえの仕方は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
たけのこ芋とはどんな芋か知っていますか?今回は、たけのこ芋の〈旬・産地・栄養価〉など特徴や、保存方法なども紹介します。たけのこ芋のあく抜きなど下ごしらえの仕方や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
たけのこ芋とは?どんな芋?

里芋やじゃがいもなど様々な芋がありますが、たけのこ芋とはどんな芋なのでしょうか。まずは初めに、たけのこ芋の名前の由来・旬の時期や産地・値段・栄養などを詳しく紹介します。
たけのこ芋の名前の由来
長さが20~40㎝で直径6~7㎝程の細長い形になっており、たけのこと同じように土から頭がでて生えているのでたけのこ芋と呼ばれています。また別名で京芋とも呼ばれており、里芋の一種で里芋よりもぬめりが少ないので調理がしやすい事が特徴的でもあります。
たけのこ芋の旬の時期・産地
たけのこ芋の産地は宮崎県で、ほとんどが宮崎県で作られており特産品となっています。たけのこ芋の旬は宮崎県のブランド基準が目安で、晩秋から寒い冬の11月から翌年3月までの時期とされています。
たけのこ芋の値段
たけのこ芋をブランド化にする為には高い基準を超えなければいけない為、数多くある芋の中でもたけのこ芋は質の高い食材と言えます。その為スーパーでの販売は少なく、旬の時期によって価格は変動しますが、ネット通販では1㎏単位で約400円~1000円程度で販売されているようです。
たけのこ芋の栄養
さつま芋が100gあたり140kcalに対し、たけのこ芋は100gあたり103kcalとカロリーが低く、様々な芋の中でもダイエット中の人におすすめです。また、タンパク質・食物繊維・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・ビタミンなど様々な栄養を含んでおり、健康効果の高い野菜です。
たけのこ芋の保存方法は?

たけのこ芋を美味しく保存できる方法を紹介します。
【やり方】
1、新聞紙などで包む
2、冷暗所や段ボールの中に入れる
たけのこ芋に泥がついている場合は、泥は落とさずそのまま新聞紙などで包むと良いでしょう。乾燥や低温に弱いたけのこ芋は、冷え過ぎないように冷暗所に入れるようにしてください。冷暗所がない場合は、段ボールや発泡スチロールで代用できます。たけのこ芋に傷がある場合は、傷から痛みやすいので早めに使うようにしてください。
たけのこ芋の食べ方・下ごしらえの仕方は?

里芋と比べるとたけのこ芋はぬめりが少ないですが、下ごしらえ中にかゆみが出る場合があります。そんなたけのこ芋の食べ方・あく抜きの下ごしらえの仕方・かゆい時の対処法を紹介するので、是非試してみて下さい。
たけのこ芋の下ごしらえ(あく抜き)の仕方
美味しいたけのこ芋を作る為の下ごしらえの仕方を紹介します。
【やり方】
1、皮を分厚めに剥く
2、適度なサイズで切る
3、鍋に多めに水を入れる
4、塩少々とたけのこ芋を入れて沸騰させる
5、たけのこ芋に火が通ったら水洗いして水を切る
たけのこ芋はあくが強いので、調理する前に必ず下ごしらえとしてあく抜きをしてください。たけのこ芋を茹でている際にあくがでた場合は、あくを取り除くとさらに良いでしょう。たけのこ芋は皮が固いので、皮を分厚めに剥くと火の通りが早くなります。火の通りやレシピによって異なりますが、10分~30分程度を目安に茹でると良いでしょう。
たけのこ芋の下ごしらえ中にかゆい時の対処法
たけのこ芋の皮を剝いている際に、手が痒くなった場合の対処法を紹介します。
【やり方】
1、手を水に浸け洗い流す
2、氷水で冷やす
3、レモン汁やレモンバームの葉をかゆみがある部分に塗る
たけのこ芋の下ごしらえ中に手がかゆい原因は、シュウ酸カルシウムという成分が皮辺りのぬめりの中に含まれており、その成分が手に刺さりかゆみや痛みの症状が現われます。塩・洗剤や石鹸・酢・重曹を手につけて洗うとさらにぬめりが取れやすいので、手に傷がない人や敏感肌ではない人は試してみてください。
たけのこ芋に合う調理法・料理
たけのこ芋に合う調理法や料理を紹介します。
・焼く
・煮る
・炒める
・サラダ
たけのこ芋は火を通すと、ねっとりとした柔らかい食感とホクホクとした食感を楽しむ事ができます。身がしっかりしているので、和食の定番の煮物を作る際も煮崩れしないせず綺麗に仕上がります。たけのこ芋はお腹に溜まるので腹持ちがよく、ダイエット中の人にもおすすめの食材です。和食・中華・洋食など様々な料理で活用できるので試してみて下さい。
たけのこ芋のレシピのおすすめ
たけのこ芋は、しっかりと下ごしらえのあく抜きをすると美味しく食べる事ができます。里芋に比べるとぬめりが少ないので、炒め物や焼くレシピもおすすめです。たけのこ芋を使った様々な調理法があるので、その中でもおすすめのレシピを紹介します。
①たけのこ芋とごぼうのコンソメスープ
食物繊維が豊富なごぼうやたけのこ芋のコンソメスープで、簡単に作る事ができ体を温めてくれます。ごぼうからあくが出るので、酢水に入れてあく抜きをする事が調理のポイントです。
②たけのこ芋の煮物
このレシピは下ごしらえのあく抜きは塩を入れるのではなく、お酢を代わりに入れています。煮汁が少なるまで煮るので、たけのこ芋にしっかりと味が染み込み美味しさが増します。是非、定番の煮物レシピを試してみて下さい。
③たけのこ芋のチーズガレット
片栗粉を入れているので、もっちりとした食感が楽しむ事ができるレシピです。パルメザンチーズの風味が良く、大人のおつまみや子供のおやつとしてもおすすめです。
たけのこ芋を食べてみよう
たけのこ芋はヘルシーな上、むくみや高血圧の予防が期待できるカリウムや、骨を丈夫にするカルシウムなどが豊富に含まれているので、子供も大人にも体に良い効果がある食材です。たけのこ芋を使った和洋中のレシピは様々あり、アレンジがしやすいのも嬉しいポイントです。是非、たけのこ芋を使ったレシピを試して食べてみて下さい。