しいたけの生食・生焼けはNG?火が通ったかの見分け方や加熱時間の目安も紹介!
しいたけの生食・生焼けを食べると危険だと知っていますか?今回は、しいたけの生焼けを食べた時の〈腹痛・吐き気〉など食中毒の症状や、生焼けの見分け方にくわえ、食べてしまった時の対処法を紹介します。しいたけが生焼けにならない加熱時間も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
誤ってしいたけを生焼けの状態で食べてしまった時に吐き気や嘔吐、しいたけ皮膚炎などの食中毒症状を起こさない方法はあるのかが、気になるところです。ここではしいたけを生食あるいは生焼けのまま食べてしまった時の対処法を紹介します。
様子を見てひどいようであれば病院へ
生のしいたけを食べて食中毒症状が見られた時には、水分補給をしっかり行うのが基本です。吐き気がある場合は我慢せずに、嘔吐した方が楽になるケースもあります。また食中毒によって体力や免疫が下がると長引く可能性があるので、吐き気が治まったら以下のものを食べるのがおすすめです。
・おかゆ
・煮込みうどん
・バナナ
・りんご
消化が早くて栄養価の高い食べ物を食べることで胃腸を動かし、身体の回復を促します。梅干しやショウガなど、殺菌作用のあるものを使うのも効果的でしょう。しいたけを生食した場合も吐くことで症状が改善されるケースもありますが、様子を見ても回復しない場合は病院を受診することをおすすめします。
市販されている下痢止めなどを飲むことで、原因菌を体内に止めてしまうと逆効果なので、医師の指示に従いましょう。
しいたけが生焼けにならない防止策
生焼けのしいたけを食べないためには、正しい加熱方法を実践するのが一番です。加熱調理のコツを覚えておけば、しいたけが生焼けになることはありません。ここでは、生焼けのしいたけにしないための防止策を紹介します。
しいたけの加熱時間は4~5分以上
しいたけの生焼けを避けるためには、しっかり火を通すよう徹底する必要があります。フライパンやホットプレートなど蓋をして焼く場合は、3分程度の加熱時間でも傘の裏側に水分が出てきます。しかしトースターや魚焼きグリルの場合は、強火で4~5分ほど焼くのがおすすめです。
電子レンジで加熱すると、しいたけの傘の水分量を確かめるのが難しくなるのでおすすめできません。また生しいたけは傷みやすいので、使わない分は冷凍保存し、しっかり加熱してから食べるようにしましょう。
しいたけ以外で生食できる「きのこ」ってある?
きのこの中には生食できる種類もありますが、それはマッシュルームだけです。しかしマッシュルームであっても、収穫してから3~4日以内の新鮮なものは生食できますが、それを経過して傘が開いてしまったものは加熱調理が基本です。また以下のきのこは、生食することはできません。
・なめこ
・エリンギ
・エノキダケ
・舞茸
・松茸
・ヒラタケ
マッシュルーム以外のしいたけを含めたきのこ類は、すべて生食できないということです。その理由はマッシュルーム以外のきのこ類には毒性を持っているからで、加熱すれば失われます。また火を通す過程で表面についた雑菌も殺菌されるので、しっかり火を通してから食べることを徹底しましょう。
(*マッシュルームや舞茸は生でも食べられるのかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
しいたけの生食・生焼けを食べるのはやめよう
今回はしいたけの生焼けを食べた時に見られる食中毒症状や、生焼けかどうかの見分け方、食べてしまった時の対処法などを紹介しました。しいたけの生食はリスクが高いので、避けた方が無難です。焼けているかどうかをしっかり見極めてから、しいたけを食べるようにしましょう。