しいたけの生食・生焼けはNG?火が通ったかの見分け方や加熱時間の目安も紹介!
しいたけの生食・生焼けを食べると危険だと知っていますか?今回は、しいたけの生焼けを食べた時の〈腹痛・吐き気〉など食中毒の症状や、生焼けの見分け方にくわえ、食べてしまった時の対処法を紹介します。しいたけが生焼けにならない加熱時間も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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しいたけの生食・生焼けは食べると危険…?
水分を含んだ傘の厚いしいたけの風味を味わいたいと考えた時、生食が頭をよぎる人もいることでしょう。きのこの中には生食できる種類もありますが、しいたけは生焼けで食べるのも危険なことで知られているので注意が必要です。ここではしいたけを生食する危険性について、様々な視点から説明します。
(*きのこの中でも生食できる種類にについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
しいたけを生焼けで食べるとどうなる?
古来から精進料理の材料として用いられてきたしいたけですが、旬の時期であっても生食することはありません。また生焼けの状態で食べることも、すすめられない理由があるのです。ここでは生焼けのしいたけを食べると、どうなるのかについて説明します。
①食中毒による腹痛・吐き気を催す
十分に加熱せず生焼けの状態のしいたけを食べると、腹痛や吐き気など食中毒の症状があらわれる可能性があります。これは生しいたけに付着している、雑菌によって引き起こされます。バーベキューでしいたけを焼く人も多いですが、夏は特に食中毒になるリスクが高まるので注意が必要です。
②しいたけ皮膚炎で痒くなる
しいたけの生焼けの食中毒症状の一つに、皮膚にかゆみを伴う発疹が出ることがあげられます。これはしいたけ皮膚炎と呼ばれるもので、生焼けを食べてから1~4日後にあらわれるのが一般的です。胸からお腹、背中に至るまで我慢できないほどのかゆみを伴う皮膚炎を発症します。
しいたけ皮膚炎が見られたら皮膚科ではなく内科に行き、食中毒の治療を受けることをおすすめします。
しいたけの生焼け・火が通ったかの見分け方は?
生焼けのしいたけを食べて食中毒の危険を避けるためには、しっかり火を通すしかありません。そのためにもしいたけに火が通っているかどうかを、見極める方法を覚えておくことが大事です。ここではしいたけが生焼けか、火が通っているかを見分ける方法を紹介します。
①しいたけの傘の裏の水分量で判断する
しいたけを焼いて食べる際には食感を残すために、傘の裏側を焼くことはありません。そのためしいたけの傘の部分を下にして焼き、しわのある裏側部分に出てくる水分量で判断しましょう。傘の裏側部分に水滴が出ていれば火が通っています。火が通ったしいたけを食べれば、しいたけ皮膚炎を起こす心配もありません。
②しいたけのサイズ・傘の感触を見る
しいたけは火を入れることで、生の時より大きさが小さくなります。そのため焼く前よりも小さくなっているかどうかも、火が通っているかどうかの判断材料です。また生のしいたけの傘にはハリがありますが、加熱するとしんなりしてきます。しいたけの傘の感触も、必ず確かめましょう。