クリームチーズにカビが生えた…取り除けば食べれる?赤・ピンクなど種類別に紹介!
クリームチーズにカビが生えても食べられるかどうか知っていますか?今回は、クリームチーズに生える〈赤・ピンク・緑・白・黒〉などカビの種類別に毒性や取り除けば食べられるのかも紹介します。クリームチーズをカビさせないポイント・保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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クリームチーズにカビが生えた…
チーズは種類によっては最初からカビが生えているものもありますが、クリームチーズの場合はどうなるのでしょうか。クリームチーズが腐っているのか見極めるために、クリームチーズに生えるカビの特徴や対処法を紹介します。
クリームチーズにカビが生える原因
私たちの身の回りにはカビ菌がたくさん存在し、チーズの代表的な種類であるブルーチーズやカマンベールチーズも、カビを利用して作られた食品です。しかし、クリームチーズのようにカビが生えていないチーズにもカビが生えることがあり、その原因は以下の通りです。
・手の皮脂や汚れが付着
・水分を含んでいる
・カビが好む温度環境
クリームチーズに手の皮脂や唾液、汚れが付着していると、それらがカビの栄養となり繁殖の原因になります。さらにカビは水分を好み、20~25℃程度の温度環境で増殖しやすいので、これらの環境もカビが生える原因になるでしょう。
クリームチーズのカビの種類と見分け方は?
クリームチーズに生えるカビには、いくつかの種類があるのを知っていますか。ここでは、クリームチーズに生える代表的なカビの種類や特徴を紹介します。
①赤・ピンクのカビ
赤っぽいカビやピンク色のカビは、一般的に赤カビと呼ばれる赤色酵母菌が増殖したものです。低温にも強い赤色酵母菌は珍しい菌ではなく、台所だけでなく冷蔵庫の中にも存在します。クリームチーズは水分を含み、栄養も豊富なので、赤色酵母が増殖しやすい食品です。
赤色酵母自体に強い毒性はありませんが、この菌が増殖する環境ではほかのカビも繁殖しやすくなります。また、赤カビの中にはマイトコキシンと呼ばれる、毒性の物質を作る種類である可能性もあります。赤色酵母菌はアレルギー症状を引き起こすこともあるので、赤カビを見つけても食べないようにしましょう。
②白カビ
出典: @OBA43951649
カマンベールチーズなどで白いカビが生えたチーズを見かけることもありますが、クリームチーズに白カビが生えた場合、そのカビは食べられるカビではありません。空気中にあるホコリなどに潜む雑菌が繁殖している可能性が高く、中には毒性が強いものもあるので注意しましょう。
③緑・青色のカビ
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ブルーチーズなど、チーズに緑や青いカビが生えている食品もありますが、クリームチーズに青や緑色のカビは生えた場合、それは食パンやお餅に生えるものと同じ雑菌です。人体に害を及ぼす毒性のあるカビの可能性があるので、食べずに処分しましょう。
④黒カビ
まれに黒っぽいカビがクリームチーズに生えることもあります。基本的にチーズに黒いカビは生えないので、これは黒いカビというよりも、青カビが黒っぽく見えている状態だと考えられます。そのため、黒いカビが生えたときも、緑色のカビと同じように食べずに処分するほうがよいでしょう。
また、ヤギのチーズで黒カビが生えたように見える種類も有名ですが、これはカビではなく木炭の粉です。チーズを雑菌から守るため、木炭を利用する古くから伝わる製造方法で、カビではありません。黒い色のカビはアレルギー症状を引き起こす場合もあるので、黒カビの毒性を軽視しないようにしましょう。