ハゼの刺身の味わい・捌き方は?寄生虫の注意点や値段が高い理由も紹介!

ハゼの刺身は美味しいかを知っていますか?ただ、希少で値段も高いためあまり出回りません。今回は、ハゼの刺身の味わい・食感や、刺身用の捌き方や食べ方のおすすめを紹介します。ハゼの刺身を食べる際の寄生虫の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. ハゼの刺身は希少?値段は高い?
  2. ハゼの刺身が希少の理由
  3. ハゼの刺身の値段
  4. ハゼの刺身の味わい・食感は?
  5. ハゼの刺身用の捌き方は?
  6. ハゼの刺身を食べる際の寄生虫など注意点は?
  7. ハゼに潜む寄生虫の種類
  8. ハゼの寄生虫の見つけ方と対処法
  9. ハゼの刺身の食べ方は?
  10. ハゼの刺身に合う調味料・薬味
  11. ハゼの肝も刺身で美味しく食べられる
  12. ハゼは刺身で食べよう!

ハゼには以下のような寄生虫が潜んでいることがあります。

・粘液胞子虫
・異形吸虫


粘液胞子虫はハゼの身に寄生している米粒大の白い虫で、摂取しても健康には影響がないと言われています。しかし、近年ヒラメに寄生するクドア・セプテンプンクタータと呼ばれる粘液胞子虫により下痢や嘔吐を発症した例が報告されています。今後の研究によって、食中毒に繋がる種類が明らかになる可能性があるので注意が必要です。

異形吸虫はハゼの小腸に寄生している虫です。少量なら摂取しても問題ありませんが、大量に摂取すると腹痛や下痢の症状が現れます。さらにひどい場合は血中で虫卵が詰まることがあり、それが心臓などで起こった場合は心機能に異常をきたす場合があり危険です。

ハゼの寄生虫の見つけ方と対処法

粘液胞子虫は、肉眼で見つけることが難しい寄生虫ですが、頭を落として身を開いた際に、米粒大の白い斑点を見つけたらピンセットなどで取り除きましょう。

異形吸虫は肉眼で確認することができません。腸ごと取り除くことで感染リスクは軽減できるでしょう。捌く時は内臓を破らないように、慎重に刃を入れてください。ただし、寄生虫からの食中毒を完全に防止するには中心部までしっかり加熱する、冷凍するなどの対処が必要です。

ハゼの刺身の食べ方は?

ハゼの刺身は高級魚であるタイやヒラメに匹敵する美味しさだと言われています。ハゼの刺身をより美味しく食べるために、ここからはハゼによく合う調味料や薬味を紹介していきます。

ハゼの刺身に合う調味料・薬味

ハゼの刺身には以下の調味料や薬味がよく合います。

・甘味のある醤油
・ポン酢
・わさび
・塩とオリーブオイル


ハゼの身は淡泊な味なので普通の醤油だと塩味に負けてしまいますが、甘味のある醤油だとハゼの身のほのかな甘さをより引き立ててくれます。特に九州の醤油は甘味が強いのでおすすめです。また、ポン酢は柑橘系の酸味がハゼの淡泊な味わいとよく合います。

薬味はわさびがよく合いますが、つけすぎてしまうとハゼの甘味がわからなくなってしまうので注意しましょう。変わり種が好きな方はオリーブオイルでコクを足して、カルパッチョ風にアレンジするのもオススメです。

ハゼの肝も刺身で美味しく食べられる

あまり知られていませんが、実はハゼの肝も美味しく食べることができます。ハゼの肝は濃厚で、ほんのりとした甘味や程よい苦味があり、お酒によく合います。

まとまった量が取れた場合は醤油に漬け込んで肝漬けにしたり、包丁で細かく叩いて醤油と混ぜ、ご飯に乗せてどんぶりにするのがおすすめです。少量しか取れなかった場合は刺身醤油に溶かして肝醤油として味わうとよいでしょう。淡泊なハゼの刺身とも相性抜群です。

ハゼは刺身で食べよう!

ハゼの刺身は天ぷらなどに比べ、飲食店などで提供される機会が非常に少ないです。そのため、ハゼの刺身は釣りをする人だけの特権といえるでしょう。ほんのりとした甘味やコリコリとした食感は他の高級魚に匹敵する上品な味わいで、一度食べるとやみつきになること間違いありません。ハゼ釣りを楽しんだ後はぜひ刺身にして食べましょう。

関連する記事