魚へんに師「鰤」と書いて何と読む?意味・由来や他に魚へんがつく漢字は?

魚へんに師という漢字を書いてなんと読むか知っていますか?読み方は「ブリ」です。今回は、魚へんに師で「ブリ」と読む由来や意味をブリの特徴とともに紹介します。魚へんに師の右と書く「魳」など、魚へんがつく漢字の魚をブリ以外にも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 魚へんに師という漢字を書いてなんと読む?読み方や意味・由来とは?
  2. 魚へんに師匠の師と書いて「ブリ」と読む「鰤」の意味・由来
  3. 魚へんに師と書く魚「ブリ」はどんな魚?
  4. ブリは地域ごとに呼び名が異なる出世魚の最終形態
  5. 鰤以外に魚へんがつく漢字の魚は何がいる?
  6. ①魚へんに師の右側・魚へんに市(魳:かます)
  7. ②魚へんに春(鰆:さわら)
  8. ③魚へんに冬(鮗:このしろ)
  9. ④魚へんに参(鯵:あじ)
  10. ⑤魚へんに盧(鱸:すずき)
  11. ⑥魚へんに暇(鰕:えび)
  12. ⑦魚へんに豊(鱧:はも)
  13. 魚へんがつく漢字の魚はさまざま

魚へんに師という漢字を書いてなんと読む?読み方や意味・由来とは?

魚へんは魚を表す漢字の部首として有名ですが、魚へんに師と書く「鰤」は何と読むのでしょうか。ここでは、鰤の読み方や意味・由来について詳しく説明するので参考にしてください。漢字の意味を雑学知識として知っておくと役に立ちます。

魚へんに師匠の師と書いて「ブリ」と読む「鰤」の意味・由来

魚へんに師匠の師と書く「鰤」の読み方は、音読みで「シ」、訓読みで「ぶり」と読み、照り焼きが定番の食べ方である魚のブリを表しています。なぜ魚へんに師という漢字を書くかの意味・由来は大きく分けて2つの説があります。1つは、ブリの旬が12月であることからとされ、12月は月の異名で師走なので魚へんに師と書くといった説です。

もう1つは、大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚の最も大きなものがブリなので、師匠とあるように年長者や先輩を表す師の漢字を取った説です。12月の師走も「師匠が走るほど忙しい」というところに由来するので、どちらの由来も正解になります。

(*魚へんの漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

魚へんの漢字の一覧表!名前の由来・読み方・覚え方とともに紹介!

魚へんに師と書く魚「ブリ」はどんな魚?

魚へんに師と書くブリとは、どのような特徴がある魚なのでしょうか。ここからは、ブリの地域や大きさ別に分けて、それぞれの呼び方について説明します。

ブリは地域ごとに呼び名が異なる出世魚の最終形態

関東 関西 九州
稚魚 ワカシ ワカナ ワカナゴ
〜40cm イナダ ツバス ハマチ
40〜60cm ワラサ ハマチ メジロ
60〜80cm メジロ メジロ メジロ
80cm〜 ブリ ブリ ブリ

ブリはいずれの地域でも一番大きなものに対して付けられた名称ですが、それ以外の雑魚などの大きさでは地域ごとに呼び名が少しずつ違っています。このように成長するにつれて名称が変わるものを出世魚と呼び、成長段階によって姿や味が違うため名前を変化させ区別しています。また、養殖ものをハマチ、天然ものをブリと呼ぶこともあるようです。

(*出世魚「ブリ」の名前の変化と順番について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

出世魚「ブリ」の名前の変化と順番は?成長過程・地域別に比較して紹介!

鰤以外に魚へんがつく漢字の魚は何がいる?

ここからは、意味や由来を添えて魚へんの漢字で表す魚をブリ以外で7つ紹介します。意味や由来から覚えることで、魚へんの漢字も覚えやすくなります。

①魚へんに師の右側・魚へんに市(魳:かます)

かますはの老魚は元々「鰤」と書き、ブリと同じであったため、区別するため師の右側の字と魚へんを組み合わせたとの説があります。また、かますは群をなしてエサを捕食するため、その様子が軍隊のようであることから軍隊を表す魳の漢字が当てられたという由来もあります。

②魚へんに春(鰆:さわら)

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