シチュー作りは「じゃがいも」が重要!煮崩れしない種類や入れ方のポイントを紹介!
シチュー作りは「じゃがいも」が重要だと知っていますか?今回は、シチュー向きのじゃがいもの種類や、逆に不向きで避けるべき種類を紹介します。切り方・入れるタイミングなど、シチュー作りの「じゃがいも」におけるポイントや、じゃがいもなしのシチューについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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シチュー作りは「じゃがいも」が重要?
シチューは、大きめの具材がメインになるよう調理された煮込み料理のことです。良く知られているビーフシチューとクリームシチューのどちらにも使われるじゃがいもを上手に調理できるかどうかが、シチューの出来を左右します。
シチュー作りにおける「じゃがいも」での失敗例
シチュー作りのじゃがいもでの失敗例は、下記の通りです。
・煮崩れ
・硬い仕上がり
・ホクホクとした食感がない
シチュー作りの際にじゃがいもを煮込んでいると煮崩れして小さくなってしまったり、煮溶けてしまったり、ルーがザラザラとした食感になってしまったことはありませんか。反対に煮込み時間が足りないと硬い仕上がりになり、ホクホクとした食感を味わうことができません。
じゃがいもには色々な種類・品種があり、それぞれに特徴があります。前述のような失敗を防ぐためには、どのような種類のじゃがいもがシチュー向きなのか調べたので次の見出しのじゃがいもの種類を参考にして下さい。
シチュー向きのじゃがいもの種類は?
じゃがいもは使用頻度が多い野菜の一つで、特にカレーやシチューなどの煮込み料理には欠かせない野菜ですが、種類が多く料理によって使い分ける必要があります。ここでは、シチューに使われるじゃがいもの種類や特徴を紹介します。
シチューが煮崩れしない「じゃがいも」の種類
煮崩れしないじゃがいもの種類と特徴は、下記の通りです。
・メークイン:粘質・甘味がある・しっとりとした食感
・とうや:粘質・なめらかな食感
・レッドムーン:粘質・コクと優しい甘みがある
・ノーザンルビー:粘質・ほんのりした甘さがある
・インカのめざめ:やや粘質・栗やサツマイモのような風味
・シンシア:やや粘質・しっとりした食感
じゃがいもは粘質系と粉質系の品種に、でんぷんの含有量で分類されます。メークインは粘質系代表格の品種で煮崩れしにくいので、シチューやカレーなどの煮込み料理に適したじゃがいもです。
大きさや形がメークインと似ているノーザンルビーやレッドムーンは粘質の品種で、レッドムーンは紅メークインと呼ばれています。ノーザンルビーやレッドムーン、とうやは、肉色は異なりますが煮込んでも煮崩れがほとんどないじゃがいもです。
インカのめざめやシンシアは、粉質と粘質の中間に位置する煮崩れが少なく煮込み料理に適した品種です。じゃがいもの食感や甘みは品種ごとに多少の差はありますが、低温で貯蔵する事でさらに甘みが増す特徴があります。
シチューに向いていないじゃがいもの種類
シチューに向いていないじゃがいもの種類と特徴は、下記の通りです。
・男爵:粉質が強い・ホクホクとした食感・食味が良い
・キタアカリ:食味や香りが強い・ホクホクとした食感
・アンデスレッド:甘み旨みがある・ホクホクした食感
・ジャガキッズパープル:自然な甘みがある・なめらかな舌触り
熱に弱いでんぷん質が多い粉質の品種の代表格は男爵で日本でもっともよく知られているじゃがいもです。その他には、キタアカリやアンデスレッド、ジャガキッズパープルなどがあります。デンプン含有量が多い品種の男爵いもやキタアカリなどは中ぐらいの大きさで、ずっしりと重いものが良いとされているので選ぶ時の参考にして下さい。
肉質は粉質で甘味があり、加熱調理することでホクホクとした食感になるのが特徴です。火の通りが早く、煮崩れしやすいので短時間の煮物料理やコロッケやポテトサラダなどの加工調理に活用しましょう。
(*じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
シチュー作りの「じゃがいも」におけるポイントは?
じゃがいもを使ったシチューを作るためには、適したじゃがいもを選んで調理する前に下ごしらえや手順を踏んでおくことが必要です。ここでは、じゃがいもを使った美味しいシチューを作るためのポイントを4つ紹介します。
①じゃがいもの切り方は乱切りで面取りまでする
じゃがいもの乱切りは煮込み料理で使われることが多く、細長い材料を半分にしたらひと口大に斜めに切る切り方です。面取りは煮崩れを防ぐ方法で切り口の角をすべて、もとの線にそって薄く切りながら角をまるめます。切断面が大きい乱切りは火の通りが早く、味が染み込みやすくシチューやカレーなど煮込む料理に最適な切り方です。