かぼちゃの旬の時期・季節はいつ?冬至?食べ頃の選び方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】かぼちゃの旬の時期を知っていますか?今回は、かぼちゃの旬や収穫時期・季節にくわえ、主産地・生産量などを紹介します。さらに、かぼちゃの栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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かぼちゃの旬の時期・季節はいつ?
ハロウィンの時や冬至の頃など、かぼちゃは秋や冬に見かけることの多い野菜ですが、かぼちゃの旬の時期はいつなのでしょうか。ここではかぼちゃの旬の時期と季節や冬至との関係、主産地について解説します。
かぼちゃの旬の時期・季節は夏〜秋
日本で栽培されるかぼちゃは、産地や種類によって様々ですが、主に5〜9月の暑い時期に収穫されます。近年では日本で収穫ができない季節にはニュージーランドやメキシコなどの外国産のかぼちゃも出回るようになったため、年間を通じて旬のかぼちゃが店頭に並んでいることになります。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
日本のかぼちゃの旬は2回あります。1回目は収穫が盛んな夏の時期、2回目はかぼちゃが食べごろになる秋から冬にかけての時期です。もっとも出回るのは9~11月頃で価格も安価で購入できます。
冬至にかぼちゃを食べる風習がある?
日本では古くから冬至の日にかぼちゃを食べる風習があります。かぼちゃは種類によっては収穫後すぐは甘みが少なく、2〜3ヶ月経った秋から冬にかけて甘みと栄養価が増し食べ頃を迎えます。
冬至にかぼちゃを食べる習慣は、寒さで体調を崩しやすいこの季節に栄養価の高いかぼちゃを食べて病気への抵抗力を付けようとした、昔の日本人の知恵から生まれたものなのです。
かぼちゃの主産地・生産量
かぼちゃの主産地と、生産量のトップ5は以下の通りです。
1位.北海道/87,800トン
2位.鹿児島県/8,090トン
3位.茨城県/6,780トン
4位.長野県/6,450トン
5位.長崎県/5,520トン
生産量のトップは北海道で全体の約50パーセントを占めます。広大な土地を活かした大規模農業が盛んで、近年では育成期間の異なる品種を栽培することにより、これまでより長期間北海道産のかぼちゃが食べられるようになっています。
かぼちゃの品種・種類は?
かぼちゃと言えば深い緑色の丸い形の野菜を思い浮かべますが、実は日本では様々な色や形をしたかぼちゃが流通しています。ここではかぼちゃの品種と種類について紹介します。
①日本かぼちゃ
日本かぼちゃは16世紀にポルトガルから日本に伝えられ、その後全国的にかぼちゃ栽培が普及して、国内では1960年代までは日本かぼちゃが主流でした。甘みが少なくねっとりとした食感で煮物に向いていて、小菊かぼちゃ、菊座かぼちゃ、鹿ヶ谷南瓜などが日本かぼちゃの仲間です。
②西洋かぼちゃ
明治時代にアメリカから持ち込まれたのが西洋かぼちゃで、現在国内では西洋かぼちゃが最も食べられています。甘みが強くほくほくとした食感が人気で、料理のほかお菓子作りにもよく使われていて、黒皮栗かぼちゃ、坊っちゃんかぼちゃ、鈴南瓜などが西洋かぼちゃの仲間です。
③ペポかぼちゃ
ハロウィンの時期によく見かけるオレンジ色のかぼちゃはペポかぼちゃの一種で、味が淡白なため日本では食用よりは観賞用として流通しています。持ちきれないほど大きいサイズのものや、手にすっぽりおさまる小ぶりなものもあり、色・形・大きさともに特徴があります。ズッキーニやそうめんかぼちゃと呼ばれる金糸瓜もペポかぼちゃの仲間です。
(*かぼちゃの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)