じゃがいものえぐみが強い原因は?毒?取り方や食べてしまった時の対処法を紹介!
じゃがいものえぐみの原因を知っていますか?取り方はあるのでしょうか?今回は、じゃがいものえぐみの原因や取り方に加え、食べてしまった時の対処法も紹介します。えぐみを増やさない保存方法なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
じゃがいものえぐみ取りには、以下のように電子レンジで加熱する方法も有効です。
【やり方】
1.じゃがいもをよく水洗いして表面に付いた土などの汚れを落とす
2.水で湿らせたキッチンペーパーでじゃがいもを1個ずつ包み、さらにラップで覆う
3.600wの電子レンジで3分程度加熱して完成
電子レンジでじゃがいもを加熱すると、じゃがいもの栄養素が流出するのを防ぎながらえぐみを取ることができます。じゃがいもを洗わずに電子レンジで加熱するとえぐみが増すことがあるため、あらかじめよく水洗いしてから加熱してください。
じゃがいものえぐみを食べてしまった時の症状・対処法は?病院へいくべき?
誤ってえぐみのあるじゃがいもを食べてしまったら、どのように対処したらよいのでしょうか。えぐみが強いじゃがいもを食べた時の症状や対処法について解説します。
えぐみが強いじゃがいもを食べた時の症状の例
えぐみが強いじゃがいもを食べると、以下のような症状が現れることがあります。
・下痢
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・めまい
・頭痛
・脱力感
・眠気
えぐみの強いじゃがいもを食べると、下痢や吐き気などの胃腸の不調のほか、脱力感などの全身症状を発症する恐れがあります。えぐみのあるじゃがいもを食べた人のなかには、喉の奥にヒリヒリとした痛みを感じたり、舌が痺れるような感覚を覚えたりする人もいるようです。
えぐみが強いじゃがいもを食べた時の対処法
えぐみが強いじゃがいもを食べたら、以下のように対処してください。
・じゃがいもを飲み込む前であればすぐに吐き出す
・様子を見る
・症状がひどい場合は病院を受診する
じゃがいもを食べた時に味に違和感を感じたら、飲み込まないように注意してすぐに吐き出してください。えぐみのあるじゃがいもを飲み込んでしまった場合であっても症状が現れないことがあるため、すぐに病院へ行ける準備をしてからしばらく様子を見ましょう。
ひどい症状が現れて体調が悪化したら病院を受診して、医師にえぐみのあるじゃがいもを食べた旨を伝えてください。
えぐみの少ないじゃがいもを手に入れるには?
スーパーでじゃがいもを購入する際に、えぐみの少ないじゃがいもを見分ける方法はあるのでしょうか。えぐみの少ないじゃがいもの特徴と、えぐみが出にくくなる保存方法について解説します。
えぐみの少ないじゃがいもを購入する
えぐみの少ないじゃがいもの特徴は、以下の通りです。
・発芽していない
・皮が緑色に変色していない
・表面に傷がない
先述した通り、じゃがいものえぐみの原因であるグリコアルカロイドは、じゃがいもの芽や緑色に変色した皮の部分に多く含まれています。また、この有毒成分はじゃがいもの皮に傷がつくと増える性質があります。そのため、じゃがいもを購入する際は皮が緑色でないものや芽が出ていないものを選び、傷がないかどうかも確認しましょう。
じゃがいもを正しく保存する
じゃがいものえぐみを出にくくするためには、以下のようなポイントを守って正しく保存する必要があります。
・日光や照明が当たらない場所で保存する
・風が良く通り涼しく暗い場所で保存する
じゃがいもは、日光だけでなく屋内の照明に当たることによってもえぐみが増えると言われています。そのため、保存の際は新聞紙を敷いた段ボールにじゃがいもを入れて、日光や照明を遮った状態で保存してください。
または、じゃがいもを4個から5個ずつ新聞紙で覆って保存するほか、通気性や遮光性のあるベジバッグなどにじゃがいもを入れて保存するのもおすすめです。
(*じゃがいもの保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいものえぐみには気をつけよう
じゃがいもは素朴な味わいが美味しい野菜ですが、えぐみが出るとその美味しさが半減してしまいます。えぐみ成分のあるじゃがいもはまずいだけでなく、食べると体に害を及ぼす可能性もあります。じゃがいものえぐみに気を付けて、美味しくいただきましょう。