じゃがいものえぐみが強い原因は?毒?取り方や食べてしまった時の対処法を紹介!

じゃがいものえぐみの原因を知っていますか?取り方はあるのでしょうか?今回は、じゃがいものえぐみの原因や取り方に加え、食べてしまった時の対処法も紹介します。えぐみを増やさない保存方法なども紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. じゃがいもが渋くて苦い…。えぐみの原因は?
  2. 毒の成分「グリコアルカロイド(ソラニン)」が原因
  3. じゃがいものえぐみの取り方・アク抜きの方法は?
  4. ①じゃがいもをカットして10分ほど水につける
  5. ②変色部分や芽をしっかり取り除く
  6. ③茹でる・蒸す
  7. ④電子レンジで加熱する
  8. じゃがいものえぐみを食べてしまった時の症状・対処法は?病院へいくべき?
  9. えぐみが強いじゃがいもを食べた時の症状の例
  10. えぐみが強いじゃがいもを食べた時の対処法
  11. えぐみの少ないじゃがいもを手に入れるには?
  12. えぐみの少ないじゃがいもを購入する
  13. じゃがいもを正しく保存する
  14. じゃがいものえぐみには気をつけよう

じゃがいもが渋くて苦い…。えぐみの原因は?

じゃがいもはホクホクとした食感が美味しい野菜で、肉じゃがや味噌汁、カレーなど様々な料理に使われています。しかし、時折食べた時に渋くて苦いえぐみを感じることがありますが、これは何が原因なのでしょうか。じゃがいものえぐみの原因について解説します。

毒の成分「グリコアルカロイド(ソラニン)」が原因

じゃがいものえぐみは、グリコアルカロイドまたはソラニンと呼ばれる毒の成分が原因です。このグリコアルカロイドはじゃがいもの芽に多く含まれることで有名ですが、皮にも含まれる成分です。

収穫後のじゃがいもが長時間日光に当たると、クロロフィルが合成されて皮が緑色に変色すると同時に、グリコアルカロイドが発生して皮の周辺に蓄えられます。グリコアルカロイドはじゃがいもを加熱しても破壊されにくいうえに味を変質させる性質があるため、この毒素を持ったじゃがいもを加熱調理して食べるとえぐみを感じます。

(*じゃがいものえぐみ成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもが苦い原因は?舌のしびれは危険?食べた時の対処法や見分け方も解説!

じゃがいものえぐみの取り方・アク抜きの方法は?

えぐみのあるじゃがいもは、正しく下処理をすればえぐみを取り除くことができます。じゃがいものえぐみの取り方やアク抜きの方法について解説します。

①じゃがいもをカットして10分ほど水につける

水を使ってじゃがいものえぐみを取る方法は、以下の通りです。

【やり方】
1.じゃがいもを食べやすい大きさに切り、かぶるくらいの水につける
2.10分置いた後にじゃがいもを水から引き上げて完了


じゃがいものえぐみの素であるグリコアルカロイドは水に溶ける性質があるため、じゃがいもを水につけるとアクとともにこの毒素を除去することができます。また、じゃがいもを水にさらすとでんぷんが落ちてじゃがいも同士が密着するのを防ぐほか、変色を防ぐ効果もあります。

ただし、じゃがいもを10分以上水につけるとじゃがいもに含まれるビタミンCまでもが水に流出するため、10分経過したらすぐに水から引き上げてください。

(*じゃがいもを水にさらす理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもを水にさらすのはなぜ?理由はアク抜き?時間の目安や注意点も紹介!

②変色部分や芽をしっかり取り除く

じゃがいものえぐみを取るには、以下のような手順で変色した部分や芽を取り除くことも重要です。

【やり方】
1.じゃがいもの変色した部分の皮を厚めに剥く
2.芽をしっかり取り除いて完了

グリコアルカロイドは緑色に変色したじゃがいもの皮の部分や芽に含まれているため、これらをしっかりと取り除くことでえぐみを除去することができます。グリコアルカロイドは芽よりも皮に多く含まれているため、皮を厚めに剥くと安心して食べられます。ただし、皮全体が緑色に変色しているじゃがいもは、食べずに廃棄したほうが良いでしょう。

じゃがいもの芽は小さいものでも毒性があるため、小さな芽がないかよく確認したうえでなるべく深めにかき出してください。

(*じゃがいもの緑化や芽の毒性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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じゃがいもの芽の毒性は?どこまで取る?取り方のコツや発芽を防ぐ保存法を紹介!

③茹でる・蒸す

じゃがいもを茹でるか蒸してえぐみを取る方法は、以下の通りです。

・茹でる場合:鍋に水とじゃがいもを入れて水から茹でる
・蒸す場合:蒸し器の底から2cmから3cm程度のところまで水を入れ、蒸し器の台の上にじゃがいもを乗せて蒸す


水に溶ける性質をもつグリコアルカロイドは、水を使って茹でたり蒸したりしてもえぐみを取り除くことが可能です。この際にあらかじめ、グリコアルカロイドが蓄積しやすいじゃがいもの皮を除去してから茹でるか蒸すと、よりえぐみを和らげることができます。なお、じゃがいもの煮崩れが気になる場合は、茹でるより蒸したほうが綺麗な形のまま残せます。

④電子レンジで加熱する

じゃがいものえぐみ取りには、以下のように電子レンジで加熱する方法も有効です。

【やり方】
1.じゃがいもをよく水洗いして表面に付いた土などの汚れを落とす
2.水で湿らせたキッチンペーパーでじゃがいもを1個ずつ包み、さらにラップで覆う
3.600wの電子レンジで3分程度加熱して完成


電子レンジでじゃがいもを加熱すると、じゃがいもの栄養素が流出するのを防ぎながらえぐみを取ることができます。じゃがいもを洗わずに電子レンジで加熱するとえぐみが増すことがあるため、あらかじめよく水洗いしてから加熱してください。

じゃがいものえぐみを食べてしまった時の症状・対処法は?病院へいくべき?

誤ってえぐみのあるじゃがいもを食べてしまったら、どのように対処したらよいのでしょうか。えぐみが強いじゃがいもを食べた時の症状や対処法について解説します。

えぐみが強いじゃがいもを食べた時の症状の例

えぐみが強いじゃがいもを食べると、以下のような症状が現れることがあります。

・下痢
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・めまい
・頭痛
・脱力感
・眠気


えぐみの強いじゃがいもを食べると、下痢や吐き気などの胃腸の不調のほか、脱力感などの全身症状を発症する恐れがあります。えぐみのあるじゃがいもを食べた人のなかには、喉の奥にヒリヒリとした痛みを感じたり、舌が痺れるような感覚を覚えたりする人もいるようです。

えぐみが強いじゃがいもを食べた時の対処法

えぐみが強いじゃがいもを食べたら、以下のように対処してください。

・じゃがいもを飲み込む前であればすぐに吐き出す
・様子を見る
・症状がひどい場合は病院を受診する


じゃがいもを食べた時に味に違和感を感じたら、飲み込まないように注意してすぐに吐き出してください。えぐみのあるじゃがいもを飲み込んでしまった場合であっても症状が現れないことがあるため、すぐに病院へ行ける準備をしてからしばらく様子を見ましょう。

ひどい症状が現れて体調が悪化したら病院を受診して、医師にえぐみのあるじゃがいもを食べた旨を伝えてください。

えぐみの少ないじゃがいもを手に入れるには?

スーパーでじゃがいもを購入する際に、えぐみの少ないじゃがいもを見分ける方法はあるのでしょうか。えぐみの少ないじゃがいもの特徴と、えぐみが出にくくなる保存方法について解説します。

えぐみの少ないじゃがいもを購入する

えぐみの少ないじゃがいもの特徴は、以下の通りです。

・発芽していない
・皮が緑色に変色していない
・表面に傷がない


先述した通り、じゃがいものえぐみの原因であるグリコアルカロイドは、じゃがいもの芽や緑色に変色した皮の部分に多く含まれています。また、この有毒成分はじゃがいもの皮に傷がつくと増える性質があります。そのため、じゃがいもを購入する際は皮が緑色でないものや芽が出ていないものを選び、傷がないかどうかも確認しましょう。

じゃがいもを正しく保存する

じゃがいものえぐみを出にくくするためには、以下のようなポイントを守って正しく保存する必要があります。

・日光や照明が当たらない場所で保存する
・風が良く通り涼しく暗い場所で保存する


じゃがいもは、日光だけでなく屋内の照明に当たることによってもえぐみが増えると言われています。そのため、保存の際は新聞紙を敷いた段ボールにじゃがいもを入れて、日光や照明を遮った状態で保存してください。

または、じゃがいもを4個から5個ずつ新聞紙で覆って保存するほか、通気性や遮光性のあるベジバッグなどにじゃがいもを入れて保存するのもおすすめです。

(*じゃがいもの保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもの保存方法・期間は?常温・冷蔵庫・冷凍で日持ちするコツを紹介!

じゃがいものえぐみには気をつけよう

じゃがいもは素朴な味わいが美味しい野菜ですが、えぐみが出るとその美味しさが半減してしまいます。えぐみ成分のあるじゃがいもはまずいだけでなく、食べると体に害を及ぼす可能性もあります。じゃがいものえぐみに気を付けて、美味しくいただきましょう。

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