高系14号の特徴は?どんなさつまいもの品種?食べ方・レシピのおすすめなど紹介!
さつまいもの品種「高系14号」を知っていますか?今回は、「高系14号」の〈味わい・糖度・カロリー〉など特徴や旬の時期・産地にくわえ、〈鳴門金時〉など高系14号の派生品種も紹介します。〈焼き芋〉など「高系14号」の食べ方・レシピや取り寄せ通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
高系14号は、9月から11月ごろに収穫が開始されます。しかし、高系14号に限らずとれたてのさつまいもは甘みが弱く、収穫後は数週間貯蔵庫に貯蔵され追熟させてから出荷されています。こういった理由から実質的な高系14号の旬は、11月から2月ごろと言えるでしょう。
高系14号から派生した品種は?
高系14号自体も選抜改良品種ですが、高系14号からはさらに選抜改良されたさつまいもも数多くあります。それらの品種を全て合わせると、日本のさつまいもの作付け面積の12%以上を占めると言われていますが、どのような品種が挙げられるでしょうか。
①鳴門金時
鳴門金時は、徳島県で高系14号を品種改良して作られたさつまいもです。
・食感:ホクホク
・主産地:徳島県
・糖度:13度
鳴門金時のホクホクとした食感と上品な甘さは懐かしい食感ともいわれ、高齢者に人気のさつまいもです。鳴門金時は徳島県で栽培された物でないとこの名前は付けられませんが、熊本県や愛知県などで広く作られています。
②紅さつま
紅さつまは高系14号をさらに選抜し、鹿児島県の風土に合うように改良させた品種です。
・食感:ホクホク
・産地:鹿児島県
・糖度:不明
高系14号の特徴を強く受け継いだ品種で、焼き芋にすると非常に甘みが強くなります。紅さつまは鹿児島の気候に合わせて作られたものなので、他の地域で作っても同じように甘くするのは難しいようです。
③土佐紅
土佐紅は高系14号と同じく高知県で栽培されており、以下のような特徴があります。
・食感:ホクホク
・産地:高知県
・糖度:不明
見た目の特徴などは高系14号とほぼ同じですが、長期貯蔵せずにそのまま出荷するため甘みはそれほど強くありません。甘みの強くないものは煮物などの味付けの濃い料理に向いていますが、長期貯蔵されたものは甘みが強くホクホクとした食感が楽しめます。
④紅こまち
紅こまちは、高系14号と黄金千貫を掛け合わせてできた品種で、東日本で広く作られている紅あずまとは兄弟品種となります。
・食感:ホクホク・しっとり
・産地:千葉県
・糖度:不明
紅こまちは具体的な数値は不明であるものの糖度が高く、ホクホクしたさつまいもながら蜜が多くしっとりとした食感も味わえます。できた当初はその甘さからさつまいもの最強品種ともいわれていましたが、現在では千葉県や茨城県などのごく一部の地域でしか作られていない幻の品種となっています。
高系14号の美味しい食べ方・レシピのおすすめは?
さつまいもと言えば焼き芋が挙げられますが、他にも美味しいレシピは多くあります。ここでは高系14号の美味しい食べ方・レシピを紹介するので、ホクホクした食感の高系14号を特徴に合わせて美味しくいただきましょう。
①焼き芋
高系14号に限らず、ホクホクしたさつまいもを使った焼き芋はどこか懐かしく感じるかもしれません。自宅で作る場合はオーブンを使用する焼き方で焼くと、焼き色がきれいにつき、直火で焼いたような香ばしさが楽しめます。予熱が必要ないので、セットしてそのまま放置すれば簡単におやつとして食べられます。